食事介助の時に役立つコツ
身体介護の一つである食事介助を行う時に、こんな場合はどう対応すれば良いだろうかと迷うことが時々あります。
要介護者の方々は、日によって食事に興味が無いようだったり、食べることを拒否したりということがあります。
こんな時は介護士ならどう対応したら良いかをまとめています。
食事介助の時、介助を拒否したり、食事を認識できていない、そして食事が進まない人たちにはどのように声をかければ良いのでしょう。
声かけについてこう言えば良いというようなものはなく、人それぞれに様々な対応の仕方があります。
もし、食事を拒否する人がいたらどうするのがベストなのでしょう。
無理にでも食べさせて食事を終わらせた方が良いのだろうかと思うかもしれませんが、無理に食べさせるのは利用者の方も負担になってしまいます。
「ゆっくりで良いですよ」とか「もう少し後にしてみましょうか」等と声をかけ、一旦食べてもらうことを止めて様子を見る方が良いでしょう。
しばらく時間を置き、再度声をかけるとうまくいくことがあります。
食事中も、無言で食べさせるのではなく、時々声をかけながら行うと良いです。
「今日のメニューは○○です。好きなものはありますか?」とか「おいしいですか?」など食事ペースに合わせてコミュニケーションを取ると、食事を楽しんでもらえます。
介助をすれば自分で食べられる人には、その人の身体状況に合わせたスプーンフォークを用意すると良いです。
例えば握力が弱っている人には軽くて柄が太めのものを、手首がうまく動かせない人には手首を返さなくても使える先曲がりスプーンやフォークを使うなどしてみましょう。
このような食事介助のコツは『高齢者の食事事情~安全な食事介助のために~』にも載っているので、こちらも参考にしてより良い食事介助みてください。