「お腹ポッコリ」はなぜ起きる?改善するためには?
パーソナルジム「X BODY Lab」代表の坂本です。
体型の悩みの中でもよく聞くのが、「お腹が出ている」ことです。全体的に太り気味の方はもちろんですが、それほど太っていないのにお腹だけがポコっと出ていて気になる、という方も多いですよね。
今回は、「お腹が出ている」とはどういうことか、どうすれば改善されるのか、「お腹ポッコリ対策」についてお話したいと思います。
「お腹ポッコリ」とはどういう状態?
ポッコリとしたお腹の中には何が入っているのでしょうか?
ひとつは、多くの方が想像するように、脂肪です。これは運動や食事などで脂肪を減らしていくしかありません。
もうひとつのお腹がポッコリする原因は、姿勢が悪いこと。姿勢が悪いと、内臓が本来あるべきところに収まっていないので、前に出たり下がったりして、お腹が出てしまいます。
姿勢が悪くなるのは、筋肉が足りないことが大きな原因です。例えば、猫背や反り腰は筋肉が付いてないとなりがちな、典型的な悪い姿勢です。
内臓は、腹巻きのように筋肉に囲まれている。
そもそも、内臓とは体のどこに収まっているか、考えてみましょう。
内臓は骨盤の上にあり、腹筋、背筋、腹斜筋など、腹巻きのように筋肉がグルっと内臓を囲んで支えています。
年齢とともにこれらの腹巻きのような筋肉が衰えていくと、腰や骨盤で内蔵を支えることになり、反り腰になりやすくなります。腰が反ると、当然、中に入っている内臓も前に出るので、お腹ポッコリに。
そして、姿勢が悪いことは、脂肪がつきやすくなる要因にもなります。
猫背や反り腰は、筋肉が不足しているためにその姿勢が楽だからそうなってしまうのですが、同じ姿勢を取り続けていると、腰やお腹の筋肉が固まって伸び縮みができなくなります。
固くなると、ますます動かさなくなり、筋肉の収縮が行われません。そうなると、血流が悪くなり、細胞の代謝も悪くなるので、脂肪は溜まりやすく燃焼しなくなります。
つまり、同じ姿勢を取っていると、お腹周りの脂肪、内臓脂肪が付きやすくなります。
筋トレをすると、お腹ポッコリに効果あり?
では、筋トレをすると「お腹ポッコリ」にどのような効果があるでしょうか?
まず、内臓をグルっと囲んでいる腹巻きのような筋肉たちが強くなります。腹圧が上がると、筋肉が内臓を支えられるようになるので、腰の負担が減ります。
さらに、同じ姿勢を取ることで固まっていた筋肉を動かすので、筋肉に柔軟性が出ます。
筋肉が内臓を支え、柔らかくなることで、反り腰などの悪い姿勢が改善される効果があります。腰の負担が減るので、腰痛もラクになります!反り腰の人は腰痛になりやすいので、筋トレをすることで、「腰痛」と「お腹ポッコリ」のふたつの悩みが改善することになります。
さらに、血流が良くなり、細胞の代謝も良くなるので、脂肪がつきにくい体になります。
筋力アップによる姿勢改善が、お腹周りをスッキリさせる!
内臓脂肪と皮下脂肪では、血管が多い内臓脂肪のほうが先に減っていきますが、今ある脂肪を減らすのはそれなりに時間がかかります。
脂肪を減らすのは時間がかかりますが、トレーニングをすれば筋肉量は確実にアップします。内臓を囲んでいる筋肉たちは、みるみる強くなります。
そのため、筋トレによる姿勢改善は、比較的早く成果が出ます。
姿勢が良くなると、本来あるべきところに内臓が収まり、お腹がスッキリし、ズボンがブカブカになる。目に見える効果をすぐに感じることができるでしょう。
筋トレをするとお腹がスッキリして痩せて見えるのは、脂肪減少よりも筋力アップによる姿勢改善によるところが大きいです。
もちろん、姿勢が良くなれば、動かすべき筋肉が動くようになるので、どんどん代謝が良くなり、脂肪減少も期待できます。
結論。筋トレはお腹ポッコリの改善に、多大なる効果あり!
です。
xbody Labに通っている方も、最初に悩みを聞くと、「お腹が気になる」と訴える人がとても多いですが、週に1回のトレーニングだと1ヶ月程度で効果を感じることができるようになり、3ヶ月もあれば周りから「痩せた?」と指摘されるほどに体が変わってきます。
筋トレを始めてみたい方は、1回20分のトレーニングで続けやすいxbody Labをぜひご検討ください!