滋賀の神社巡り~若宮八幡神社と膳所城
前回と同じ日の話↓
5月21日
おっさんと引き続き歩いて、訪れたのは滋賀県大津市の若宮八幡神社です。
御祭神は仁徳大神。
白鳳4年(675年)、天武天皇が宇佐八幡からのお告げ「近江の湖水の辺り粟津に、わが子仁徳を祀り崇敬すべし。」を受けて、この土地に神社と社殿を造営しました。
白鳳8年(679年)に社殿等が完成しこれは、九州の宇佐八幡宮の次に古い八幡宮とも伝えられています。遥か昔には粟津の森八幡宮、それから若宮八幡宮となり、明治時代に若宮八幡神社と呼ばれるようになりました。
平安時代の延喜17年(917年)社殿等が雷のために全焼。寿永3年(1184年)源頼朝と木曽義仲の粟津の戦いでも全焼し、勝った源頼朝が社殿等を再建しました。しかしその社殿等も、応仁の乱(1467年)の兵火で焼滅。
その後無事復興し、膳所城の築城後は歴代城主である本多公が寄進し社殿を始め境内建物の修繕等が行われてきました。
写真左側の常夜燈には享和の文字。
隣には新羅神社があります。
屋根には鳩さん。
常夜燈には天明の文字。
若宮八幡神社の入口にある表門(大津市指定文化財)は、膳所城の城門を移築したもので元々は本丸の犬走門だったそうです。
令和元年(2019年)解体修理が行われた時に、似ている他の膳所城門を参考に当初の形式に復元されたそうです。
どの神社にある膳所城の門を参考にしたんだろう?
瓦には膳所城主の本多氏の立葵紋。
なんだかそろそろ膳所城の門が移築された神社の纏めが出来そうですね。
手水舎。
拝殿。
左が皇大神宮、右が本殿だと思います。
八幡様の使いの鳩があちこちにいます。
生きてはいません。
そしてこちらが新羅神社です。
お社。
御神木かな。
車へと戻る途中で、膳所城勢多口総門跡の碑を見つけました。
晩御飯はくら寿司で食べました。
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