『精神科に行くのは負け、だったらもう負けでいい』
私の人生はずっと暗闇
私は幼稚園の時から既に暗かった。
幼稚園にはいけてなかったから、友達はいなかったし行っても虐められてた。
幼稚園の時から虐められるなんて、私は本当にろくな人間ではないのかもしれない。
小学校の時にはもう既に不安定だった。
いじめはひどくなっていたし、人に馴染めなくなってきていた。
中学で私はプツリと何かが切れた。
その日から今日まで私は地獄をさまよっていた。
毎日毎日、日に日に悪くなる自分。
不安定になるスパンはどんどん短くなる。
それと同時に人からも距離をとるようになった。
弱くないまだやれる。
私は人と距離をとるようになってから、家にひきこもるようになった。
ひたすら毎日自分の趣味をする。
最初は楽園のようだった。
ここで自分を休めてまた元気な時の自分に戻ればいいそう思ってた。
そして、私は自分の力で自分を元に戻せる。
弱くない、大丈夫、やっていける。
だから、私は自閉症スペクトラムの診断を貰う以外精神科の先生に弱みを見せることはなかった。
「私はこれから頑張ります!先生ありがとうございます!」
先生は自閉症スペクトラムの診断を貰っても元気な私と母を見て嬉しそうだった。
でも本当は、食事は味がしないから食べたくないし、まともに寝られもしない、夜は不安定で毎日泣いて、死ぬ事しか考えてない。
相談すれば楽になる。
薬を貰えば楽になれるかもしれない。
わかってはいるけど、私は精神科に行ったら負けだと思っていた。
強い母
私は自閉症スペクトラムの診断を貰ったのは大学生の時。
その前から人間関係も学校も家族関係も何もかも上手くいっていなかった。
もっと前に病院にいくべきだったのかもしれない。
私の母はとても強い人だ。
その精神の強さは母の母の育て方から来ている。
母の母、私の祖母は、1人で家に嫁いできたような人間だ。
祖父は代々続く家の家庭でそこに嫁いできた祖母は、姑のひどい仕打ちや亭主関白な祖父の下でまるで奴隷のように生きてきた。
そんな祖母をみていた母も、自然と自分は強くなくてはいけないと強くなった。
母はとても縛られた思考をしている。
母自体も強くいなくてはいけない自分と闘っているように私は見える。
精神科にいきたい
私はもう限界だ。
もう、外に出ても気分転換にもならない。
というか、最近楽しい事がわからない。
辛い感情は毎日たくさん湧いて出てくるのに、楽しいという感情はもう何年もない。
生きてて何が楽しいのかなんのために生きているのか。
もはや自分は生きているのか。
存在してるのかもわからなくなってきた。
自分は強い、自分の努力が足りないから精神が弱いから治すことができないんだ。
今でもそう思っている。
けど、もうなんでもいいから助けて欲しい。
もう負けでもいいから精神科にいきたい。
もう自分一人では戦えない
もう私は一人で立ってもいられない。
戦うなんてもう無理だ。
もうやめさせてよ。
人の目なんてどうでもいいんだ。
強くいることを諦めたい。
私は精神科に相談に行く事にした。
弱いことを認めるそれはかっこ悪い事じゃない。
少なくとも意地を張って毎日を無駄に生きている今の私よりはいい。
弱くても元気な頃の自分に戻れるなら、誰かの助けを乞う事も必要かもしれない。