会話にならない会話の可能性(小さい樹木編 )
振付家の山崎広太です。会話にならない会話をリサーチしようと思ったのだが、まず周りに人がいない。もう夏休みに突入のこともあり、ステイホーム期間ということもあり、そもそも山奥ということもあり。ここは、高原地帯、自然に溢れている。このwwfesから派生し、関連して起動している別のプロジェクト(Becoming an Invisible City Project-下に説明あり)で、この自然の中で参加者が考えたインストラクションを行うという具体的な行為でさえ、何故だか、全く意味のないことのように思えてしまう時もある。何故ならいつも自然との関係によって時間を過ごしているから。どうすればいいんだろうと考えた挙句。自然との会話にならない会話の可能性はどうだろう。
今住んでいる家には、内と外を繋ぐ屋根のある2つの空間、ポーチがあって夏では、そこが主な仕事場になる。ここでは絶えず、いろいろな種類の風を感じ、風同士が既に対話している。ひっきりなしに飛び交う鳥たちの様々な鳴き声も。
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2,029字
期間:2020年4月〜2021年3月末(1年間)
掲載物1:リサーチの予告と記録(年間約30本)
掲載物2:ミーティングの予告と記録(月1回)
リサーチャー:aokid、木内俊克、七里圭、西村未奈、福留麻里、村社祐太朗、山川陸、山崎広太
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
ウェネバーウェアエバー・リサーチ
1,000円
ウェネバーウェアエバーフェスの2020年度の活動指針は「リサーチ」になりました。リサーチャー8名が各自テーマを設定し年4回ずつリサーチを敢…
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