マガジンのカバー画像

【読まれている記事】

4
多くの方に読んでいただいた記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

「しいたけ占い」連載が終わり、私は優しい言葉を自分にかけるようにしてみた

「『終了のお知らせ』長い間ありがとうございました。」の文字を見たとき、「そうか、私は毎週この占いに支えられていたんだ。」と実感しました。 「しいたけ占い」連載が終わる 「VOGUE GIRL」で連載を続けていたしいたけ占いが、サイトのクローズと併せて終了するという知らせを受けたとき、私はびっくりして一瞬その場で止まっていました。 そのときの気持ちは、まるで、近所の好きだったお店が閉店したときのような感じ。心では切ないと感じているし、終わって欲しくない!と思っているのに、

エッセイ|島根から愛媛へ、松山で暮らして4年が経った。

わたしが愛媛県にしよう、と決めたのは18歳のときだった。 大学進学をきっかけに島根県から引っ越して愛媛県に住み始め、はや4年が経つ。 色んなことがあったなぁと思いつつ、まだまだ愛媛の色んなことを知りたいし行ったことないスポットに行きたいなと思っている。 むしろ、時間が経つほど、つまり、卒業に近づくほど「まだ愛媛で暮らしていたい。」と思う気持ちが最近は強くなってきて、寂しさを感じ始めている。 言葉の街、松山松山に住み始めて特に感じたのは、「ことばについて考える文化」が根付い

初めて買った114番のリップの話をしてもいい?

今日、生まれてはじめてCHANELのリップを買った。ずっと欲しかったルージュココの114番を。 私はこの一本を20歳になったら買うと前から決めていた。そのためにバイトの給料も貯めてきた。 今週はこの日のために大学の課題だって頑張れた。嫌なことがあっても、リップを買う自分を想像したら乗り越えられたような気がした。そんなことを思い出しながら、いざ、鮮やかな赤いリップが陳列するコーナーへ向かった。 ずっと欲しかった114番を12月の百貨店は沢山の人でにぎわっている。1階の化粧品

友人の一言で雲南コミュニティキャンパスに飛び込んでみた最初の話

長かった受験期も終わり、春からの大学生活を描いていた矢先に世の中は一変し初めての一人暮らしは自粛生活という形で始まりました。 これから自分たちの大学生活はどうなるのだろうか、この状況がいつまで続くんだろうと先の見えない不安に悩まされていました。まだ大学での知り合いはほとんどおらず、地元の友達と連絡をとってはよく電話をしていました。思い描いていた大学生活とは180度違ってくるのだろうなとうっすら覚悟をしていました。 これまでの学び方とも違う、大学で頼れる人はまだいない、履修