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渇きと偽り

懲りずにまた夜更かしして寝不足な状態で観に行った。上映中寝てしまったら、それは作品の力量が睡魔に及ばなかったという事で仕方がないと割り切って。なんだか最近、睡魔の残りHPが映画の評価基準になってる…いいんだか悪いんだか。

なんだか久々に王道ミステリーを観たという感じ。面白かった。派手さはなくスローテンポだし、中年男性が次々登場するから途中少し混乱(名前を覚えるの苦手)等、眠くなる要素が結構あったと思うんだけど最後まで眠くなる事なく観れた。

ロケーションがまず良い。サスペンスを盛り上げるにあたってロケーションは大事だと改めて思った。雪山、湖、船上、山奥の別荘やキャンプ場など色々なところで事件が起こる作品を観てきたけど、本作の舞台はオーストラリアの干ばつ地帯。「1年近く雨が降っていない、干ばつにあえぐ閉鎖的な田舎町が舞台のクライムサスペンス」という紹介文のワンフレーズを見てこれは面白そう、絶対観たい思った。
期待通りに乾ききった灼熱の町はいい雰囲気を出していたし、ならではの演出も良かった(最後のバックが見つかるくだりとか特に)。

実際に問題になっている干ばつやそれによる被害を思うと、ロケーションがすごく良かったって何だか言いづらいけど…。

早くも続編『Force of Nature(潤みと翳り)』の撮影が同チームで始まっているらしい。こちらも楽しみ。

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