少女は卒業しない
4人の女子高生の卒業式までの2日間を描いた物語。
受験が終わり、合否も出て、授業もなく卒業に向けての準備や練習をして過ごす学校での時間。冒頭からノスタルジーを感じずにはいられない雰囲気たっぷりで、まだ何の展開も起こってないのに泣きそうになった。久々に会う同級生とのあの感じや、友達との地元組か上京組かの確認や進路の話、彼氏とは別れるのか遠距離恋愛がんばるのかとか、何とも言えない卒業式までのあの特別な雰囲気。この映画を観るまではあの数日間を思い出すことなんてなかった気がする。そんな風に自分の思い出と重ねて懐かしみながら観れる映画でした。
でも、ただノスタルジーに浸らせてくれる作品ではなかった。そこの見せ方がとてもとても良くて…自分の思い出からスクリーンの彼女達に知らぬ間に感情が移っていてボロボロ泣いた。
学生の青春(恋愛)映画っていつの頃からか自ら選んで観なくなってしまったけど、こういう作品ならいくらでも観たいなぁ。