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ラストナイト・イン・ソーホー

ずっと前から観たくて楽しみにしていた作品がアマプラで配信開始されてた。

主役2人の共演が見れるのがまずワクワクだし、監督がエドガーライトなのも期待しちゃう。ジャンルも大好きなスリラー。絶対面白いに決まってるって思ってた。評判もいいし。

がしかし、観終わった時の感触がなんだか…スッキリしない感じ。始まり方は凄くワクワクしたし、舞台や世界観は素敵だったんだけどな。思いっきり楽しめなかったのは何故なのか。考えてたらコレを書き始めるのに時間がかかった。

私の好きなサスペンス、スリラー、スプラッター、ホラー、どの要素も含んでいたけれど、そのどの要素も少しずつ物足りなさを感じた。あとちょっとでいいから思い切って欲しいような不完全燃焼感。それによって何処かで観たことあるようなシーンをずっと見せられている感覚になってた事。またそれが緩急の無さを生み、先の読める展開になっていたんではないか。
期待値を上げ過ぎたのも良くなかったのかもしれない。

それからふと思ったのが、マリグナントの存在。私的にあの映画はかなりの衝撃作でストライクゾーンど真ん中だったから、作品に触れてこんな気持ちになる事はこの先ないんではないかと心配になったほど。振り返ってみると、マリグナントを観て以降、大きく括ったこのジャンルの映画を全然楽しめていない。作品同士を比較するのは邪道だと思っているけど、何処かでやっぱり比べちゃってるのかな。いけないいけない。作品の本質を見失ってしまう。何より楽しめるはずの作品を楽しめないなんて嫌だし。でも、感じちゃった事は真実だし、それを変える事なんて出来ないよなぁ。そうなると、観るタイミングをどうにかするしかないように思うけど、それって至難の業だな…なんて考えてたらキリがなくなってきたから考えるのはここまでにする。


あーだこーだ不満を書いてしまったけど、トーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイの美しいルックスからは目が離せなかった。何よりアニャの歌とダンスを観れた満足感たらない。あのシーンだけもう一回見ようかな。

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