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ウィッチ

見よ、このアニャ・テイラー=ジョイの艶ややかさを。
画の色味は物語の雰囲気と同様に終始薄暗くどんよりしているが、彼女の艶やかさやオーラがとんでもなく輝いていて目が離せなかった。今ではスタイリッシュでクールなイメージがある彼女も、こんなに初々しい時期があったのねぇ。本当に可愛らしい。

本作はロバート・エガースの長編初監督作品。ライトハウスが物凄く面白かったので、ノースマンも公開されることだし観ておこうと思って。
正直凄く面白いとは思えなかったけど、こういったジャンルが好きなので飽きずに最後まで観れた。不穏な雰囲気や、過剰な信仰心、怪しい動物たち、常軌を逸した家族の振る舞い…普通ではない状況が常に続き、この後何が起こるんだろうとずっとワクワクさせられた。

一昨日ノースマンを観てきたけど、ロバート・エガース作品3つの中で1番好きなのはやっぱりダントツでライトハウス。ウィッチとノースマンは同率2位といった感じ。この2作は静と動で、スケールが全然違うんだけど、深いところにあるテーマは同じと思う。アニャの役所も少し似ているしね。ウィッチでアニャ演じるトマシンの両親役のお二人も両作品に出演している。お母さん役のケイト・ディッキーさんはグリーン・ナイトやゲームオブスローンズにも出演していて、あの時代の役が板についているし、一度観たら忘れられないお顔をしてらっしゃる。

ロバート・エガース監督、まだ39歳とお若いんですね。これからの活躍が楽しみだ。

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