#130 壮絶。【読書感想文】翼の翼
◾️はじめに
今月は子育て関連。今週はこちら、小説 翼の翼です。
こちらの記事に偶然出会し、購入して読みました。
※ネタバレありです。
◾️感想
◆この本を読んで何が変わったか
1.中学受験に対する考え方
1-1.自分が経験していないので、なかなかリアルに考えられないのだが、
この本を読んで、少しは理解できた。
1-2.(何事もそうだが特に子育て、その中でも特に中学受験は)
のめり込みすぎやすい。
(子供のため、と色々子供にやらせてしまう)
本のようなこういうケースもある、ということを念頭に置いて、言葉に気をつけようと思った。
2.(自分・家族が)どうなりたいか、(子どもを)どんな子にしたいか
これを常に考えて文字に起こすことが大切だと思った。
幸せになりたいために、少しでも笑顔を増やすために、日々過ごしている。
そこから考えて、その状態がそれに近づいているのか?ということを考えれるようにしたい。
「つーちゃんのいいところ」がキーポイント。
◆理由
1.著者自身が経験されているとのことで、本当にリアル(って僕はまだ経験していない部分もあるのだが)。
入塾テスト、テスト後の一喜一憂など。
その辺をまるで自分たちをみてるような体験をすることで知識としてこうなるケースがあるというのを知れたのは大きいと思っている。
2.近視眼、短期的に物事をみてしまうとどうしても道を誤りやすくなる。
ビジネスにおいても、人生においてもそうだと考えている。
結局それを人生という観点から見れば瑣末なこと、くらいに思えると少し余裕が出ると思っている。
そのために有効な手段が長期的な目標やありたい姿を明文化することだと考えているため。
◾️ハイライト
◆第一章 八歳
全国学力テストのCMに刺激を受け受験。
(家族構成や周りの関係の紹介の章。感覚としてまだまだ受験は先のこと。
周りには将来を見据えてスポーツに特化している子もいるけどうちは・・的な状況。)
※今なんでも若年化が進んでいる。
もっと早くから塾に、という状況は少し加熱しすぎでは?と思う。
◆第二章 十歳
入塾し、そのシステムの中での生活がメインに。
つまり、定期的な試験とその結果に一喜一憂。
クラスが上がれば嬉しいし、さらにその上の全国大会に行くことが目標に。
周りが入塾考えだすとうちはもっと早くからやってるよ、と優越感と焦りと。
(そのシステムに浸かっている間はそれはそれで気持ちよく、
成績伸びているんだし、悪いことではないと思ってしまう。
親の見方、学校を偏差値だけで判断すること、は子供にも自然とそうさせてしまっている。)
※ここ、こうなりがち。
偏差値だけではない。各学校には特色があり、どういう子を育てたいか、そのための設備に投資をしているところもあるわけで。というか大半がそう。
しっかり子供の興味関心と向き合い、あっているところを探したい。
◆第三章 十二歳
いつからこうなった?
夫もつきっきりで、勉強を教え、パンク寸前の息子。
そしてー
※ここ、すごい怖さがあります。
最初の頃は少しの差が6年になると大きなギャップに。
ただそれも偏差値という一軸で考えた時にそうなるのではないか。
なかなかそれに抗うのも難しいのだけど。
(数字として目に見えるとそれをどうこうしたくなるのは必然。。。)
◾️アクション
子どものいいところとどんな子に育てたいかを書き出す。