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リーダーは4つの『構え』を自在に操る

おはようございます 渡辺です。週末、息子が友達が中学の時に作った曲をRemixしたいと言い出しまして、二人であーだこーだ云いながら、色々やってたらあっという間に時間が溶けました。それにしても、中学で曲作っちゃうとかすごいですね。

という訳で、余り本が読めなかったので、DHBR10月号から、「有能なリーダーは4つの『構え』を自在に操る ”The Power Of Options” HBR, January-February 2023」を紹介します。


リーダーの「MOVE」能力

サブタイトルは、

「特定のコミュニケーションスタイルに固執しない」

です。

ピンチやチャンスに面した際に、他のメンバーとのコミュニケーションスタイルにおいて、複数の選択肢を用意しておくということになります。

事業環境が目まぐるしく変化する現代で、ピンチやチャンスが訪れた場合に、最適な進路をとるべく、ただちに方向転換を行うには、リーダーの「MOVE」能力が求められるとのことです。この「MOVE」とは、

Mindfully:優先事項に注意深く目を配り
Options:勝利に向けて、常に複数の道筋を確保すべく選択肢を用意
Validate:自分たちにとって有利な地点かどうかを「検証」
Engage:ステークホルダーを巻き込み同じ方向に向かうための関係を築く

能力ということです。

特に2つ目の「選択肢」について、明日以降、リーダーが取るべき4つのスタンスについて紹介していきます。それでは、9月ならびに、前半期も今週でおしまいですね。
1週間よろしくお願いいたします!

リーンイン

おはようございます 渡辺です。昨日、僕の友人から息子宛てに古着の服が届いたのですが、早速それを着て喜んで出掛けてました。こういう新鮮な気持ちを思い出したいです。

「4つの『構え』」2日目は、具体的なスタンスの紹介に入っていきたいと思います。その前に、自身のデフォルトスタンスを見極めることと、デフォルトスタンスでないスタンスで上手く行った経験を思い出すこと、相手によってスタンスを使い分けていることなどをイメージしてみると良いかとおもいます。

・リーンイン
積極的なスタンスで問題を解決する。意思決定する、方向づける、誘導する、挑戦する対峙するなどの行動がこれに当たる。

チームが方向性を失ったり、助けを必要としている時に求められるスタンスとなります。積極介入することにより、状況を整理したり、チームに刺激を与えたりです。

一方で、その頻度や程度が激しすぎると、メンバーのやる気を削いでしまう事にもなりかねないので、要注意です。

その為の指標としては、会議の席で自分が話すぎていないかについて注意を払う事や、チームメンバーが反対意見を言わなくなってきた時、更には部屋に入ったらメンバーが静まりかえるような状況になったら気を付けた方がよさそうですね。

リーンインの発言は、提案にもなれば、命令にもなります。だからこそ、自分がどのようにみられているか、自分の発言が想像以上に重いモノになっているかもしれないという認識を常に持ち続ける必要があります。

中々、こういうものは自分では認識し辛いものでもありますが、先ずは「そうかもしれない」という意識を持つことから始めていきたいと思います。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

リーンバック

おはようございます 渡辺です。昨日の帰りはだいぶ涼しいかったですね。室内で着てたカーディガン着たままで帰りました。「4つの『構え』」3日目は、具体的なスタンスの2つ目になります。

・リーンバック
分析的なスタンスで、データを収集し、状況を観察し、問題を理解する。分析する、質問する、場合によっては決定を先延ばしにするなどの行動がこれに当たる。

チームメンバーがより多くの情報を必要としている時や、チームとしての状況が感情優位になっている時に求められるスタンスとなります。情報により、メンバーを落ち着かせたり、客観的な視点をとりもどしたりすることが出来ます。一方で、メンバーが大量データに溺れていないか?余りにも客観的になりすぎて、感情面をないがしろにしていないかなどは、気を付けた方がよさそうですね。

更には、自分自身を客観的に観察することも重要となります。本来、データに基づき率直な意見を伝えなくてはならない時に、尻込みして伝えるのをためらったりしてはいないかです。

リーンバックな発言は、一つの問題をさらに深堀させることも、多面的な視点を与えることもできるので、その状況に応じて、どちらに行くかが胆ともなりますね。あくまで、オーバーアナリシス(過分析)にならないように留意しておく必要はありますね。

それでは、本日もよろしくお願いいたします!

リーンウィズ

おはようございます 渡辺です。「4つの『構え』」4日目は、具体的なスタンスの3つ目になります。

・リーンウィズ
協力的なスタンスで思いやりや関係構築を重視する。共感する、激励する、コーチングを行うなどの行動がこれに当たる。

チーム全体の士気が低い時、チームメンバーが支援や動機付けを必要としている時に求められるスタンスとなります。じっくり話を聞いたり、肯定的なコメントによりメンバー間の心理的安全性を築いていきます。一方で、このスタンスにより、やっかいな会話を避けたり、業績不振を容認したりすることはないか?というのは、気を付けた方がよさそうですね。

この論考の言葉を引用すると、

雛が卵の中から懸命に殻を破ろうとしている時に、手助けは禁物だ。下手に助けようとすれば、命を落としかねない。雛は殻の中で暴れまわることで、誕生後に生き残れるように筋力を鍛えているのだ。

リーンウィズな発言により、核心を避けるということは、自分自身非常に気を付けなくてはと思います。それでは、本日もよろしくお願いいたします!

ドントリーン

おはようございます 渡辺です。秋らしい雲が青空に浮かんでいますね。「4つの『構え』」最終日は、具体的なスタンスの4つ目になります。

・ドントリーン
リーンバックでは観察や分析を伴うが、ドントリーンは具体的な行動に出ることなく、静かに自分を律する中で、新しい解決策が潜在意識から湧き上がる余地をつくる。このスタンスは、感情が高ぶった時に気持ちを鎮める効果もある。熟慮する、可視化する、腹式呼吸によって気持ちをおちつけるなどの行動がこれに当たる。

チームとして自走する必要があり、リーダーの存在が歓迎されなかったり、進捗の妨げになる場合に求められるスタンスとなります。またチーム全体として興奮状態にあるような時に、落ち着かせるために小休止を取る場合にも良いでしょう。

一方で、高ストレスの状況下で思考停止に陥り、このスタンスに依存する場合もあるかもしれませんが、あまりよくないですね。問題がひとりでに解決することを祈るのではなく、それ以外のスタンスにより、問題解決に努める必要があります。

今週は、問題解決における4つのスタンスを紹介しました。それぞれ、身近な(得意な)デフォルトスタンスがあるかと思いますが、状況に応じて、適応力高く、上手くスタンスを横断して、問題解決に向かっていきたいです。

それでは、9月前半期も残すところ1日となりました。みなさまあと1日よろしくお願いいたします!
本日、リモートしておりますが、夕方の面談までには出社します!
(2023.09.25-09.29)

サポート頂きました分は、他の方へのサポートに使わせて頂きたいと思います。サポートの輪が拡がっていくとよいですね。