絶対悲観主義のススメ
みなさま、おはようございます 渡辺です。また新しい週の始まりです。水曜日には2月に突入ですね!
さて、今週は、週末に読んだ「絶対悲観主義」 - 楠木建 をお送りしたいと思います。
(↑ 帯がすごい「心配するな、きっとうまくいかないから」)
以前にも紹介したことがあるかもしれないですが、楠木先生の文体は、なんとも力の抜けた感じですが、とはいえすごく為になる感じが大好きです。まず、この本の1ページ目には、以下のようなことが書かれています。
もう、この1文で一気に楠木節に引き込まれてしまいました。
「絶対悲観主義」の6つの効用
では、早速ですがこの「絶対悲観主義」の6つの効用について紹介します。
1.実行が極めてシンプル
事前の期待のツマミを思い切り悲観方向に回しておく。大体は失敗するけど、最初から期待しないから受け止められる。万が一上手くいったら、すごく嬉しい。
2.仕事への速度があがる
仕事が速くなるわけではないですが、立ち上がりが早くなる。「うまくやらなくては」「失敗できない」と構えず、気楽に取り掛かれる。
3.悲観から楽観が生まれる
リスクに対して、オープンに構えられる。失敗して傷つくのがイヤで身動きが取れなくなるのでなく、「どうせうまくいかないのだから・・」究極の楽観主義で挑戦できる。
4.失敗が現実になった時の耐性
失敗は常に想定内。平常心で受け止め、淡々とやり続ける。
5.自然に顧客志向になり、相手の立場で物事を考えられる
〆切は必ず守る。相手がこちらの都合に合わせてくれる。忖度してくれるなんて絶対ないと考える。
6.自分固有の能力なり、才能の在処がはっきりする
やってみたら、意外に上手くいった。そんなことがたまに起きるとすごく嬉しいのですが、そんな喜びが立て続けに起きたところに自分の才能が見え隠れします。
如何でしょうか、「絶対悲観主義」。こんな感じで、他の章からも紹介できればと思います。それでは、今週もよろしくお願いいたします!
幸福の条件
みなさま、おはようございます 渡辺です。昨日の昼間はちょっと暖かいかなとおもったのですが、夜は風が冷たくて凍えました。。
「絶対悲観主義」2日目は、「幸福の条件」です。
世の中、不幸になりたいという人はいないと思います。僕を含め、皆さんできれば幸福になりたいのではないかと。しかしながら、この本にもある通り、幸せとは主観の極みであり、ある人にとっての至福が、別の人にはとんでもないということも多々あります。
例えば、僕は年末年始1つの部屋にほぼ軟禁されて、トイレと風呂以外は、本ばかり読んでいたのですが、余り苦ではありませんでした。むしろ年末年始の雑多な家事から解放され本が好きなだけ読めるという云わば至福の時間を過ごしていたのですが、人によっては、半日たりとも耐えられないかもしれないなとは思います。
もう一つの論点として大切なのは、「幸福になる」と「不幸を解消する」は別モノだ、という事です。
僕は列に並ぶのが好きでは無いので、混み合っているところには極力いかないようにしているのですが、だからと言って幸せになれるわけではありません。それは、単に「不幸」を回避しただけであり、その先で「幸福」をいかに感じられるかが肝心となっくるわけです。
ということを踏まえまして、この章の最後の文の引用で今日は締めたいと思います。
それでは、1月最終日。年始の1か月お疲れさまでした。本日もよろしくお願いいたします!
お金と時間
みなさま、おはようございます 渡辺です。いい天気ですね!今日は少し暖かいみたいですよ。「絶対悲観主義」3日目は、「お金と時間」です。人間にとっての2大資源ですね。
お金
まず「お金」については、井原西鶴「日本永代蔵」から「プレジデント」の特集まで多くの本や雑誌でとりあげられています。そんなお金の三大特徴というと、
1.「一元的な量」
2.「汎用的交換性」
3.「貯蔵性」
の3つと書かれています。「一元的な量」だから、比較してしまう。僕自身、十分お給料を頂いていて、休みといったところでどうせ本を読んで過ごすだけのくせに、他の人と比べるとモヤモヤした気分になったりします。また「汎用的交換性」があるから何にでも関連付けてしまう。安物買いの銭失いなどした場合など、「だったら、あっちにしておくべきだった。。」といつまでも悔んだりします。最後に「貯蔵性」があるから将来を縛る。もしかしたら、この先何かトラブルがあるかもしれない。。その為に、貯めておかなくてはという思考が働いてしまう。そもそも、貯蔵不可で、「5年で期限が切れて価値がゼロになります。」と言われたら、世の中で云われている箪笥預金が市場に出回る可能性が大きいですね。
時間
続きまして、「時間」です。こちらは、すべての人に平等に24時間が与えられています。「僕は24時間なのに、アイツは25.6時間もあるのかよ!」ということは起きません。
アメリカの大企業のCEOの時間調査によると、平日の業務時間は大体10時間で、業務時間の7割は会議。帰宅後は約2時間ほどの私的な時間があり、平均睡眠時間は6.9時間とのことです。多分みなさん感じたことは自分と大して変わらないなという事だと思いますが、そんなもんです。
また「お金」と違って、「貯蔵性」もないので、「今日は暇だから忙しい時に向けて貯金ならぬ貯時しておこう」とか、「今3時間余っているから譲ってあげようか」ということは出来ず、24時間が経ったら今日はおしまい。明日になればまた新しい24時間が始まるという訳です。
このように、なってくると「何をするか?」と同じ位、もしくはそれ以上に大切なのは「何をしないか?」になってきますね。わずかな時間の中で出来るだけ幸せな時間を過ごすためには、「しないこと」を決めないと、「したいこと」に中々時間が割けません。僕がドラマを観ないと決めているのは、1本でも多くの映画を観たいからなのです。
という訳で、2月もよろしくお願いいたします!
チーム力
みなさま、おはようございます 渡辺です。若干曇ってますが、朝の気温としてはちょっと暖かいです。朝時点で氷点下にならないと結構体感的に違いますね。
さて、「絶対悲観主義」4日目は、「チーム力」です。既にバレているかもしれないですが、僕は割と大人数の飲み会とか苦手でして、それこそ大学1年生の頃は頑張って参加もしましたし、合コンなんかも行きましたが、これは自分には合わないなと認識して以来、極力避けるような生き方をしています。
そうは云っても、会社生活ではそれを余り見せないように心がけて来てはいたのですが、先日久しぶりに後輩と食事をした際に、「渡辺さんは徹底して、呑みカルチャーから距離を置いてましたよね」と言われて、「なんだとっくにバレていたのか」と気づきました。
さて、本題の「チーム力」ですが、組織全体のパフォーマンスというのは、システム設計としての「組織力」とひとつひとつのシステムとしての「チーム力」の掛け算で発揮されます。昔に比べ、「組織力」よりも「チーム力」が全体のパフォーマンスを左右するようになってくるというのが著者の考えです。その理由として、3つ挙げられています。
1.情報技術の発達
コミュニケーションツールの発達により、容易に情報伝達が可能になった
2.仕事の中身の変化
製造業におけるラインの設計よりも、分業により個々のチームのパフォーマンスUPが胆
3.世の中の変化のスピード
状況に応じて、機動的、柔軟に動きを変える必要があると、構造に左右されないチームが大切
確かに、そういわれると、そうかもなと思いますね。
こんな僕でも、「オーシャンズ11」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「グランド・イリュージョン」「アベンジャーズ」「エクスペンダブルズ」「スーサイド・スクワッド」・・と挙げればキリがないほどチームモノの映画が好きです。個性豊かなメンバーがそれぞれの個性を活かしながら、一つの目的を達成するストーリーには、ドキドキワクワクしたりします。エッジが立ち過ぎてる位のメンバー同士がそれぞれの得意分野を生かすというチーム力に強い憧れを抱くからなんだと思います。
それでは、本日もよろしくお願いいたします!
痺れる名言
みなさま、おはようございます 渡辺です。あっという間に金曜日がやってきました。1週間が早いです。
「絶対悲観主義」最終日は、「痺れる名言」ということで、楠木先生の「名言ファイル」からとりわけ痺れる名言を共有します。
まず、名言の三条件なるものを上げていて、それが「本質的」「実用的」「短い」です。まるで、「美味い、安い、早い」みたいですね。逆に言うと、昼食において、本質的で実用的で短い(料理が提供されるまでの時間が)ものが、「牛丼」でそれを言語化すると、「美味い、安い、早い」なのかもしれません。少し横道にそれましたが、一つづつ紹介していきます。
犬も歩けば棒に当たる。犬も歩かなければ棒に当たらない。良いことも悪いことも行動を起こさなければ、何も起こらない。とはいえ、人間は社会的な動物なので、独りだけで完結しては中々生きられないものです。
「何を当り前のことを、、、」と思いながらも、意外と惑わされている自分も居たりして。
最後は、経営チームでも参考にしています、ドラッカーの名言で終わりたいと思います。われわれスタッフ部門としては、胆に銘じておきたい言葉ですね。
それでは、今週もあと1日。本日もよろしくお願いいたします!
(2023.1.30-2.3)