見出し画像

こっそり返歌

前回いただいた返歌から二首選んでさらに返歌。

今回は文語のパロディ短歌が 一首ありますが
返歌は口語(現代語)でOK👍

皆さまもコメント欄にどうぞ🌕

※随時記事に反映していきます。敬称略です。

元歌①

空蝉うつせみの人の心は常ならむ月もかなひぬ
今は漕ぎ出でな
人のこころは移ろいやすいもの。
ならば思いは置いて今こそ漕ぎ出そう。
今宵の月はまさにそのときにふさわしい。

返歌

月の道辿り出立する先は
己の中の日出づる場所なり

沙々良まど夏


心を閉じたい気持ちが強い
一歩も出られぬかもしれぬ
明くる月から始まる闇に
絡め取られて終わるのか

NN


さあ共に大海原へ漕ぎ出そう
今宵この月我らを照らす

春〜と共に🌸


月遥か 海に映りし その影の
たどり着いたる あなたの元に

しろくまきりん


我が想い二夜の月に閉じ込めり
空蝉むなし小舟の揺れて

十六夜

届きたる雨夜の月に我が想い
空蝉濡れて羽に置く露

十六夜


月の道漕ぎ出づるかな今はまだ
波のまにまに道しるべぞ知る

rira


月光のをんなを照らす道標
移ろわないのがこひ心かな

山根あきら


世の移り水面に映り空へ消えゆ
己が心は月に写れり

友音


空蝉に未練はあらず七日間
愛を叫びて声張り裂かむ

かっちー


漕ぎ出でしその先何も見えずとも
ただゆらゆらと波にまかせつ

ふぅ。


寂しさの美しさ知る妹よ
のぼせた恋は月にまかせよ

ゆず


旅立ちを見守る月の優しさよ
行き着く先は今は見えねど

あぷりこっと

お月様お月様何処夜の果て
貴方貴方は何処宇宙そらの果て

おはようよねちゃん


空蝉の人の心の脆ささへ
まあるく包む久方の月

のんちゃ


漕ぎ出でて有為の奥川今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

KOMA


漕ぎ出でし波のまにまに漂へる
月の光の道を進まん

てまり


漕ぎ出でし月の向こうの灯台の
灯り先貴方見つけ進まん

吉田みゆ


秋風に渡したバトンの行先が
私が漕ぎし道標なり

夕凪遙


昼の月ただ逢いたくて旅終わる
貴方はあなたのままでいてね

とのむらのりこ



元歌②

この瞬間ときを忘れぬように胸の奥
何度も何度もシャッター切って

返歌

振り返り積み重なった瞬間ときたちが
生きた証とわれを支える

沙々良まど夏


胸の奥忘れられないその瞬間は
何度も何度も光り輝く

春〜と共に🌸



1秒の その先にある 光景と
過ぎ去りし時 我要なり

しろくまきりん


仰ぎ見る秋空君の影踏まじ
横顔胸に忘れぬように

十六夜


在りし日を想えば遠く夢のごと
六畳一間に鈴虫の鳴く

rira


とどめむと思ふも時は流れゆく
二度と戻らぬ時よとどまれ

山根あきら


夕焼けのレンズに灯るシャッター音
瞳閉じれば想ひ出の色

友音


若き日に切ったシャッター数知れず
色褪せたころ光り輝く

かっちー


級友が皆幸せに見えた日々
私もまた幸せであり

ゆず


この瞬間が積み重なって今がある
時々見返す胸のアルバム

あぷりこっと


頬つたう光の跡の眩しさは
残像 僕の心引っ掻く

おはようよねちゃん


君の夢映し描いた青写真
陽の光浴び鮮やかになれ

のんちゃ


あの瞬間ときの想ひ出今も甦り
血潮感じつ眺める写真

chiyo


エスプリのシャッター切るとハイになる
メモリアルなるソーハッピネス

KOMA


僕だってシャッター切るよ胸の奥
何度も何度もこの瞬間を

てまり


ふと香る街路樹の花その先に
記憶の棚より漏れ出る感情

大橋ちよ


シャッターを切る君の顔目に収め
我が心にあるシャッターを切り

吉田みゆ


何度でも何枚だってその笑顔
全て集めて私のものに

夕凪遙


手を挙げた右の足出し一歩づつ
一枚の写真ママの胸の中

とのむらのりこ



十六夜いざよい杯 募集要項はこちらから


動画もおしゃれなのでぜひっ✨



いいなと思ったら応援しよう!

沙々良まど夏
いただいたサポートは記事のネタ代に。 そして時にはみんなのサンタさんになるために使わせていただきます。

この記事が参加している募集