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字など名前が書ければよい

一応英語と中国語が話せるということになっていますが、日常会話レベルだし、なんだったら「片言」と言ってもいいレベルでしかありません。

仮に自分が目の前の外国人に「私ジョニー言います」と自己紹介されても許すつもりでいるため、自分にも甘くなり「これくらいで許してください」などという馬鹿でかい態度でかろうじて「英語と中国語が話せます」と自称しています。

私が仕事で使う英語・中国語なんて"This is a pen."と"Toilet is over there."くらいだし。

もう「語学など意思疎通ができれば十分」とでも言わんとするかのような態度です。

さらに厄介なことに、もし目の前に何か困っている外国人がいたら「何かお困りですか?私にお手伝いできることありますか?……私英語と中国語話せます」アピールをしてしまう。「どこから出てくるのかその自信は」と自分にも突っ込みたいのですがどういうわけかそんな「しゃべれるアピール」をしてしまいます。

今日は仕事で地下鉄名古屋駅を利用していました。

乗車券の乗り越し精算機付近で何やら困っている白人女性と男性。操作の仕方がわからないといった雰囲気。

困っていそうな外国人を目の前にして、私の謎アピールが発動してしまいました。

「何かお困りかしら……?私お手伝いしましょうか……?私英語話せます」

本当に「どこからその自信は出てくるのか」と自分自身に突っ込みたくて仕方がないけれど、困っている人を目の前にした情というのもあってそんなアピールをしてしまう。

すると気づいた外国人が私に声をかけてきて。

話を聞くと、操作が分からないとのこと。

問題を解決するためには彼らがどこの駅から乗ってきたのかを知らなければなりませんでした。

そこで私が口走った言葉。

"Where did you from?"

言った直後に「しまった!!」と思いました。中学1年生レベルのミス!!

恥ずかしい!!

恥ずかしい!!!!!

しかしここで恥ずかしくて逃げるわけにもいかず。とにかく今は目の前の彼らの問題を解決してあげなければと耐える。

"From Toyota."

中学1年生レベルの文法のミスをしたけれど、意思疎通はできたのでその後はなんとか問題を解決できました。

問題が解決して別れる際に「ありがとー」と言ってもらえました。

感謝されたのは嬉しいけれど、やっぱり恥ずかしくて仕方がない。なぜとっさにあのレベルの英語が正しく話せなかったのか……!!!!

あまりにも恥ずかしかったので、家までの電車の中で「英会話フレーズ集」をkindleストアで購入してしまいました。これから新婚旅行もあるし、無駄ではないかなと思ったのもあります。

最近は来月の15日に出版する予定の「項羽と劉邦シリーズ」を執筆しています。

来月号は項羽のお話になりますが、この記事の冒頭に書いた私の語学に対する態度を見ると、「字なんか名前が書ければ十分。剣など人一人相手にするだけでつまらん」と言っていたガキンチョ項羽が人ごとに思えなくなってきます。

……もう少し頑張りましょう。やっぱりいざできないとなると恥ずかしいぞ!!!!



今月の15日に出した「項羽と劉邦シリーズ」はこちらです。15〜20分で読める劉邦のお話です。

kindleアンリミテッドでもご利用いただけます。



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