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新刊『刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)』販売開始になりました!
私の新刊『刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)』が、kindleストアにて販売開始になりました。
こちらからダウンロードできます。
1冊150円です。
実は(もう知られてる?)中国の古典が大好きな私。
歴史的な場面とか、故事とかを題材にして作品を書くのが「実は」好きでした。
今までにもちょくちょく書いてはきたけれど、「鈴木詩織」として書いて世に出すのは初めて。
「中国の歴史ものとか、漢字が多くて読みにくいし、年代とか意識するの面倒」
という人にも読めるような工夫がしてあります。
まずは「ルビが多い」。一度ルビをつけた漢字でも、繰り返しルビが出てきて読み方が混乱しないよう工夫しています。
次に「年号がない」。読んでいただければ分かるのですが、「なんだか現代とは違う大昔の世界が舞台のお話みたいだけど、具体的な年代が分からない」ように書きました。
こうやって書くと「逆に分かりにくくなるんじゃないか」と思われそうですが、年代を意識せず単純に「現代とは違う世界の話」と認識することで読みやすくなるかと考えました。
歴史小説読んでて、変に年号とか書いてあるとむしろ意識しちゃって頭が混乱してしまうことがあります。そういう混乱が、この『刎頚の交わり』にはない。
「歴史もの」というよりも「昔々の物語」とか、「異世界ファンタジー」みたいな感覚で読めるよう意識して書きました。もちろん魔法は出てきませんが。
他にも余分な固有名詞は省いたりとか、登場人物の名前を省略してみたりだとかで、読みやすくなるような工夫をしています。
知識をひけらかすための本じゃないんで!
知識を得たいと思うオタク向けではありません。そういう人には向かない本。
「むかしむかしあるところにこんな人がいました」という感覚で読める作品作りを徹底してます!
収録作品は
・『傍若無人(ぼうじゃくぶじん)』
・『知音(ちいん)』
・『刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)』
です。
「どこかで聞いたことのある言葉」だとか、「国語の教科書で見たことある」という人もいるかもしれません。
そんな馴染みのある(?)言葉の物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。
カバーイラストはTwitterで拝見していて気になっていた雲才(うんさい)さまに依頼しました。
雲才さまプロフィール
工学部建築学科卒。三国志・水滸伝・日本の戦国時代等の武将画・人物画を主な創作テーマに鋭意活動中。
Twitter→@JohnnyHidepp
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