邦題誰が付けたんや！アイスランド映画「好きにならずにいられない」

こんばんは、かくぼーずです。

今日はアマプラで見つけた良作について30分1本勝負！

基本netflix民の私が久々アマプラ散歩していて出会った2015年のアイスランド映画「好きにならずにいられない」。とても可愛らしく切なく温かい映画でした。

映画はラストシーンだな。と改めて感じる素晴らしいエンディング。40代巨漢で内気な主人公のフーシが「恋心」を通して人との関わりについて成長していく。話なのですが、邦題これでいいのかな。ピントこず。

原題は主人公の名前「フーシ」。なので確かにそのまま行くと内容がわからず、日本で有名な人は出てないアイスランド映画だということもあり、邦題をつけるのは納得します。がしかしだ、映画の内容とちょっと違う気がするのは私だけだろうか。

もちろん恋の話でもあるし、誰かを好きになる、その人がどんな問題を抱えていても好きなことには変わりない。という話ではあるが、この映画はフーシの成長譚だと思います。

40代で母親と2人暮らし、趣味はジオラマで戦争ごっこ、職場ではいじめられている。体に見合わず内気な彼がラストシーンでまさに飛び立つわけです。これを成長譚と言わずしてなんというのか。「好きにならずにいられない」かなぁ。まだ言う。

邦題はさておき、特に好きなシーンはゴミ処理場の仲間たちと触れ合うシーン。特別優しくされる訳ではないのに「え？普通に接してくれるの？」みたいな顔で少し困惑するフーシが何とも愛おしい。職場でいじめられている（これまでもいじめられてきたのかも）から尚更だったのかな。世の中にはいじめっ子以外にもたくさんの人がいるんだよ！フーシ！

温かいシーンがたくさんあって見終わると何となく勇気づけられるとても良い映画でした。人は何歳からでも飛び立てる。きっと世界を広げたフーシは自分を、好きにならずにいられない、のではないかと思う今日この頃でした。

タイムスタンプ：2022/04/15 20:30〜20:53（23分）

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