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昭和52年東京生まれ。子供の頃想像していた『未来』と『47歳の現実』

まず書き出す前

「まだまだこれからも未来からの降りてくる『現実』は続いていく」

という事。

先日イーロンマスク氏が率いるSpaceXはロケットの1段目を地上でキャッチして無傷で回収することに成功した。

また今年の1月同じく彼のNeuralinkは「脳チップ」の臨床実験成功を発表した。

私が物心ついた昭和60年前後は、バブル絶頂期。
私の両親は「文学部」出身で、父は当時新聞記者をしていた。
狭い家の廊下には所狭しと本が並んでいた。

「未来」といえば「チャイクロ」という絵本や「ドラえもん」のアニメで見た「空飛ぶ車」が走る世界。

それも最近さまざまなメディアで実用化に向けた話題が聞かれる。

それでも、私の未来を大きく変えたものは、

「情報」だったと感じる。

私が子供の頃、「情報」を得るのは新聞、テレビ、口コミだった。

一方的であった情報を、参加して獲得できるようになった事はとても未来を変えた。

正直30歳より先の未来など考えた事もなかった。

就職氷河期と言われた「大卒就職内定率50%以下」が私の世代だった。

就職活動よりも、「若い時代の体験」を選択した。

ワーキングホリデービザを利用してニュージーランドに一年滞在した。

あの当時「Face Book」は存在せず、「Wifi」も存在していない。
SNSの無料通話もない。

インターネットカフェでお金を払ってパソコンから「Hotmail」を使用して、
テレフォンカードを購入して国際電話で日本と通話した。

もし今あるものがあの当時に存在していたら。

私に纏わる社会ネットワークと、行動選択は全く違ったものになっていた事だろうと思う。

現在私は沖縄の離島「宮古島」からこうして「note」の記事を、書いている。

そもそもその事自体想像していなかった未来だ。

「想像していた未来」

を私は知らない。むしろ全てが

「想像していなかった未来」

人はまだ見ぬ未来への希望を胸に、誰かに会うために、何かを達成するために、幸せになるために「ために」生きているのではないか?

"If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right."(もしあなたの最後の日だと思って全ての日々を生きたとしたら、それはいつか必ず現実になる)

私たちはそれぞれの「死」というそれぞれ違った未来に向かって生きている。

47歳と1か月の私に残された「未来」はどれだけあるのだろうか?

レイ・カーツワイル氏2005年に発表した
『The Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology』の中で
2045年に「シンギュラリティ」が訪れるとした。

その予言から20年近く経った。残り「20年」。ちょうど中間地点だ。

AIは地球人類と違うこと。

「寝ない事」「死なない事」「成長し続ける事」「細胞分裂しないこと」「セックスをしない事」「雇用者にも被雇用者にもならないこと」

他にもたくさんあるかもしれないし、置き換わる何かが今後生まれていくのかもしれない。

我々人類は何を目的に、何の為に「死」に向かう未来へ向かうのだろうか?

私は最近まで「都市養蜂(Urban Beekeeping)」に携わってきた。

「蜂」は「真社会性生物」と呼ばれている。
それは人類から捉えた時に、蜂たちの生態は「人類の捉えた社会性を超越している」からだ。

セイヨウミツバチに絞って話をするならば、彼らは自らの「家族社会」だけでなく、「植物の受粉」を通じて、生態系環境の土や水の循環に貢献する役割を果たしている。
更に彼らは自ら食べる分以上に「蜂蜜」を貯蔵し、まるで自分たち以外の「誰か」への供物として用意しているようにも見える。

また蜂達は1匹の「女王蜂」を選出する。「働き蜂」は全て「産卵を抑制された雌バチ」であり、コロニーの「掃除」「子育て」「食料獲得」「天敵からの防衛」「巣作り」などありとあらゆる「仕事」をこなして生涯を終える。

「女王蜂の子供達を未来の子孫へ繋ぐため」

雄蜂はよりシンプルだ。
単純に「精子を処女女王に提供する」

ただそれだけの為に存在する。
人類視点から捉えた時何も「仕事」をする事はない。

「ドローン(遊び人)」

と呼ばれる所以だ。

蜂がこの地球上に誕生したのは「2億年以上前」とされている。

彼らにとっての「シンギュラリティ」は「2億年以上前」だったのだろう。

我々人類が「想像していなかった未来」としてそれを迎えた時、

「蜂達」のような「真社会性」が実現するのだろうか?

その時、男女の性の意味や、生態系との関係性はどうなっていくのだろうか?

一つだけ言えること。

それはいつでも

「想像していなかった未来」

だということ。

#想像していなかった未来

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私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。