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『シン・カ・セツ』あなたは『三胚葉』知っていますか?人体の中にある地球生命体の歴史と『未来に四胚葉生物』への進化はあるのか?
皆さん、こんにちは。
宙唄(Sorauta)
です。
いつもお立ち寄りありがとうございます。
また
初めての方、『ようこそ!』
いつも『徒然なるまま』に、完全オリジナルの独自の視点で「note」しております。
『三つ巴』
の話をある女性から聞き、ふと学生時代の
『解剖生理学』
を思い出していました。
『三胚葉』
脊椎動物と三胚葉の関係について説明します。
脊椎動物は脊椎を持つ動物のグループで、主に魚類、両生類、爬虫類、鳥類、そして哺乳類が含まれます。これらの動物は、胚発生の過程で三胚葉(トリプブラスト)と呼ばれる三つの胚葉から発生します。
三胚葉は以下の三つの層から構成されています:外胚葉(エクトデーム): 皮膚や神経系など、外部の構造を形成します。
中胚葉(メソデーム): 筋肉、骨、循環系、腎臓、生殖器など、内臓や支持組織を形成します。
内胚葉(エンドデーム): 消化管や呼吸器系などの内部構造を形成します。
脊椎動物は、これらの三胚葉からそれぞれの組織や器官を発生させ、成長します。このように、脊椎動物の発生学において三胚葉は非常に重要な役割を果たしています。
僕は高校時代机にかぶさって、眠っていたので、
これを解剖生理の授業で知るまでに残り数年かかりましたが、皆さんは高校生物学で教わっているのではないでしょうか?
我々地球人類に限らず、哺乳類も脊椎動物も
『三つの細胞』
から分裂形成されます。
脊椎動物と節足動物h別れていく大きな分岐点に、「2胚葉」「3胚葉」の違いがあるわけです。
中胚葉(メソデーム)が脊椎動物の進化の中で誕生した理由は、動物の体の構造と機能を複雑化させ、より高度な生理的機能を持つための進化的な適応です。以下にいくつかのポイントを挙げます。
多様な機能の必要性: 脊椎動物は捕食者や草食動物、さらには寄生者といった多様な生態的ニッチに適応するため、高度な運動能力や内臓機能が必要です。中胚葉は、筋肉や骨、循環系、泌尿器系などの発生を担うことで、こうした多様な機能を持つ身体を形成します。
体軸の形成: 中胚葉は脊椎動物における体軸の形成や支持構造の発展に重要です。脊椎動物は背骨を持ち、これが体の支持や運動に寄与しています。
発生の安定性: 中胚葉は外胚葉と内胚葉の間に位置しており、両者の間の相互作用を通じて、発生過程の調整や適応に役立っています。この層があることで、組織発生のバランスが保たれ、複雑な組織の形成が可能になります。
エネルギーの効率的な利用: 中胚葉は循環系の発生を促すことで、体内での栄養素や酸素の輸送を効率化し、活発な生活様式に対応できるようになります。
このようにして、中胚葉の存在は脊椎動物にとって、進化の中で非常に重要な役割を担ってきたと考えられます。進化的な観点から見れば、環境に適応するための複雑な生物学的プロセスの一環として、中胚葉は必要不可欠な胚葉として発展したのです。
三胚葉。中胚葉と脊椎の進化こそ、我々と他の生物を大きく分けた重要な出来事だったようです。
では、四胚葉は未来に存在するのか?
そこに関して、神経堤と言われるものがあります。
神経堤(しんけいてい、neural crest)は、脊索動物の胚発生において特別な役割を果たす細胞群であり、外胚葉から発生します。神経堤は神経管の形成と関連しており、脊椎動物の発生において非常に重要な構造です。以下のポイントで詳しく説明します。
神経堤の発生形成: 発生初期において、外胚葉の特定の部分が神経管を形成する際に、その周囲に神経堤細胞が生成されます。神経管は中枢神経系(脳と脊髄)を形成します。
細胞移動: 神経堤細胞は、神経管が閉じた後に移動し、様々な組織に分化します。この過程は細胞の運動と分化に関わる多くのシグナルによって調整されます。
神経堤の機能
神経堤細胞は、以下のような多様な細胞型に分化します:神経系の構造: 神経堤は感覚神経細胞、交感神経細胞、迷走神経節細胞など、末梢神経系の重要な成分を形成します。
メラノサイト: 皮膚に色を与えるメラニンを生成するメラノサイト(色素細胞)も神経堤から派生します。
顔面および頭部の構造: 神経堤細胞は顔面や頭部の骨や軟骨(例:頭蓋骨や顎の一部など)の発生に寄与します。
心血管系: 神経堤は心臓の発生にも関与しており、特に大動脈や心房の構造を形成します。
進化的視点
神経堤は脊椎動物の進化において非常に重要で、特に脊椎動物の多様性(形態的、機能的)に寄与しています。神経堤細胞の多様な分化能力は、脊椎動物が環境に適応するための進化的資源となりました。
まとめ
神経堤は脊椎動物の発生において多くの重要な役割を果たしており、それによって知覚、運動、顔面の特徴、心臓などの重要な構造が形成されます。この細胞群の理解は、発生学や進化生物学、そして医療においても重要な意義を持っています。
神経堤は脊椎動物に広く存在し、人間以外にも多くの生物に見られます。以下は、神経堤が存在している代表的な生物のグループです。
魚類:
サメやテトラポッドを含む脊椎動物の最も初期の形式においても、神経堤は存在し、神経系や骨格の発生に寄与しています。
両生類:
カエルやサンショウウオなどの両生類では、神経堤から発生した細胞が四肢や皮膚の色素細胞の形成に関与しています。
爬虫類:
トカゲやヘビ、ワニなどの爬虫類も神経堤を持ち、感覚器官や皮膚の構造を発達させます。
鳥類:
鶏やハトなどの鳥類も神経堤を持ち、顔の特徴や骨格の発生に寄与します。
哺乳類:
哺乳類の中でも、ネズミ、ウシ、ウサギ、そしてもちろん人間に至るまで、神経堤は同様に重要な役割を果たしています。
その他の動物他の脊索動物(例えば、海洋生物の一部であるホヤやミナミアメフラシなど)も神経堤の性質を持つことがありますが、通常は脊椎動物での研究が中心です。
人間から捉えても、顔や表情があったり、何か近しく心や感情があるかのように感じるような生物には「神経堤」があるようです。
ファンタジーなど物語や神話に出てくる生物たちもここから来ているのでしょう。
いづれにしても、今まで話してきた通り、DNAや細胞は全ては『地球』の『海』から派生してきています。
我々の体内も『海』とほぼ等しい割合です。
そしてその海は『太陽』『地球』『月』の因果によって誕生してその関係性は今の我々生態系そのものの「因果」です。
水を淡水と海水、陸地と海に分けて地球環境を日々、捉えてみても面白いかもしれません。
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フィリピンプレートとユーラシアプレートの何となく『地球の臍』のような場所に位置する『宮古島』での日々の自然界からの体験は、
教科書や、ChatGPT、スマホでは感じられないものを、我々人類に様々な気づきや発見を与えてくれます。
宙と水平線の方向にニライカナイを見て、交差する風の唄に耳を澄ませて。
See you next time!!!
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