
『非定型精神病(APs)のOT』薬物療法含む体験談。全く別物なのに医療関係者にも間違われやすい『非定型うつ病』との比較解説。
こんにちは。宙唄です。
いつも徒然なるままに「note」しています。
さて今回は、
罹患者本人が語る『非定型精神病(Atypical Psychosis)』
全く違うのに間違われ易い『非定型うつ病』と比較解説。
と銘打ってみました。
ここまで「note」をいつもWatchして下さっている皆様。
ありがとうございます。
そして、今回興味を示してこちらに初めて遊びにきてくださった方。
ようこそ。
私が
非定型精神病の既往がある『ダメOT』宙唄です。
私の入院期間は
『10日間』
でした。
医療保護入院でした。
その間の出来事や体験は『多種多様』でした。
そして病名がシンプル過ぎる事と混在しやすい(実際混在している)ため非常に先入観を持たれやすく、今回は
比較差別化するために、
新型うつ病非(現代型うつ病・非定型うつ病)についてをまずは見ていきます。
こんなところがあります。
いづれにしても、新型うつや非定型うつは、
『うつ病(Depression)』
の分類です。
ただし、最近は『短極性うつ病』と言うものは存在しないと言われ始めています。
つまり、うつ病である人は『双極性障害』を有していて、『うつ症状』が出ている時を指して『うつ病』としている可能性がある。と言う事です。
現在当たり前のように
『うつ病』に対してうつ病薬の薬を処方
していますが、
『双極性障害』を抱えている人に対して『うつ病薬』は相反作用がある劇薬
です。
私の非定型精神病はほぼあらゆるメジャーな精神症状を混在しながら短期間で体験していく様なものだったので、うつ状態も当然ありました。
その際に非定型精神病と診断したチャレンジャーな精神科医と相談して『抗うつ薬』も処方してもらいましたが、かなり精神昂揚が激しく感じられたので2日で中止しました。
正直、めちゃ『覚醒』します。
『コーヒーを10倍濃くしてグビっと飲み干した後』
の様な感覚です。
そして睡眠薬もそうなのですが、強い作用がある薬は『依存性』が高く中毒になると効果がないのに副作用ばかりが増えていきます。
日本では抗うつ薬や睡眠薬が大量に心療内科や精神科外来で処方されていると聞きますが『気分障害』における『双極性障害』として『うつ症状』がある事も、もう少し慎重に判断してみても良い気がします。
皆さんもご存知だと思いますが、客観的統計だけ見ても我が国の精神科医療は
『精神病薬』と『社会的入院』が突出していてダントツで世界最低
です。
ホモサピエンスにとって主要な精神疾患に罹患する確率に大きな人種間の有意差がないとすれば、それは
『誤診』或いは『偏見』、または『恣意的』なもの
になります。
その
非人道的な『国家精神医療制度』
に対しては、
世界各国のメディアや機関から非難されていますが、政府もメディアも一切報道
してきませんでした。
ケリー・サベジさんのお兄様に以前大学の懇親会でお会いしたことがありますが、彼は音楽関係で日本の大学教授をされていますが、日本の報道機関や行政の対応に絶望されていました。
・・・・・・
脱線しましたが、
まぁそんなこんなで、2年ほどの通院でその精神科医の見立て通り非定型精神病として治療は完了しました。
脱線しましたが、『うつ病様症状』も『非定型精神病』の一部にはありますが、
それはほんの断片です。
・・・・・・
それに対して、
「非定型精神病(Atypical Psychosis)」
は、どちらかといえば
『古典的気分障害』
の部類に当たります。
正直ネットを検索してもきちんと理解している精神科医はほとんどいませんし、ドイツ精神医学がほとんどの精神分析心理学の根本にあるのにも関わらず、精神科医療の殆どはアメリカ合衆国由来、
操作的診断法のグローバリズムによる『分類コード』
に紐づいています。
ある意味、最近話題の共産社会圏のDeepSeekとグローバル社会のGAFAMにおける深層学習モデル
にも影響している話し・・・・・
脱線するのでこれはまたの機会に。
・・・・・・
私は心理学の専門家や医師ではないので、ここからは自身の体験からお伝えしていきます。
状態の本質にあった要素は幾つかありますが、最も大きかったのは
『眠らずに働き続けた(数ヶ月間)』
事のあったと感じます。
『何もしてやれなかった友の死への自己の生への罪悪感』
『未来へ必死に生きて自力で世界を変える責任感』
『限りある時間を生き切る為に全てを大切に行動する』
といった、とにかく『スーパーマン』にしか出来ない様な生活を送っていました。
人間はやはり24時間のうち『6時間以上』は睡眠に充てるべきですが、その6時間を、ジョギング、筋トレ、創作活動、論文査読と自己の専門学会発表への構築などの時間に充てていました。
それ以外の日常では、『共働き』のOT。
家事や子育てもしていました。
1週間くらいすると、だんだん
『眠らなくても生きられる』事に脳や身体は慣れてきます。(やばいです。)
我々の人体システムはその主人の魂に従って動くことを最大限支援しようとしますが、それより先に様々な生理的警告を発します。
「頭痛」
「腰痛」
「ふらつき」
など、何らかの形で主人に『ちょっと休んだ方が良いよ』と伝えてきます。
しかしそれを超越して
『頑張りが足りない』
『踏ん張りどころだから我慢』
などと考えて突き進むと、徐々にそのセンサーが壊れていきます。
眠気も痛みも感じなくなっていきます。
まさにスーパーマン。
そして数ヶ月後に『非定型精神病』となります。
振り返ってみるとそうなった理由は幾つかありますので、一概に誰しもがなるとは限りません。
①血族遺伝的要因
私の親類、特に母方における発達及び精神的衰弱要因があった。
②家族環境的要因
幼少期からの家庭内における両親及び兄弟姉妹親戚関係によるもの。
③社会環境的要因
世代や時代背景、地域などにおける積み重ねた体験による影響
④個人心身的要因
不眠、専門性、食事、身体etc
関係しているのかはわかりませんが、私はOTであるために自分の状態をある意味モニタリングして自分の状態を症例のように記録もつけていました。
感覚的にもう一人の自分自身がOT視点で捉えて分析していました。
『非定型精神病』に対しての、主治医の見解と自己理解の共通項意思疎通が容易に得られたともいえます。
私にとって一番良かった治療法は、『身体拘束』でした。
そして次に良かったのは『薬物療法』でした。
その中でも
『炭酸リチウム(リーマス)』
はとても効果的だったと感じます。
主治医の説明では
『元々温泉水を飲んでいると気分障害が改善したため、その成分の中から発見されて、実は未だに何故効果があるのか機序がわかっていない薬なんだよ』
と言われました。
他の、睡眠薬や統合失調症治療薬なども色々試しましたが、飲んだ時にそれぞれ違った体験はありました。
例えば
『ハルシオン(トリアゾラム)』
初めて処方され就寝前に0.25を1錠飲んで、横になると、『次の瞬間朝』でした。
あんなに瞬間移動的に朝を迎えた事は人生初で、途轍もない爽快感持って起床した事を覚えています。
とても嬉しくなって、翌晩も飲むと「あれ?」他の睡眠薬とあまり変わらない。
『耐性依存性が高い薬』
だと瞬時に感じました。
『最後の切り札』
的に治療終了まで持ち続けていたのを覚えています。
振り返ってみると、
『全ての環境に耐えて生きる、真面目な努力家』
がOTから分析した私でした。
皆さんは、
ご自身の人生を投影して心当たりはあったりしませんか?
・・・・・・・
私は、何というか様々な体験を仕事とプライベート『Meta Occupation』的に否が応でも与えられて過ごしてきました。
私の体験記が何かの発展に寄与して参考になるのであれば。
未来を生きる地球人類が、様々な無愛、苦悩、絶望、孤独から少しても幸福を感じる日々の時間となっていく事を願っています。
また、少しずつシリーズ化していこうと思います。
ではまた!!!
※補足:非定型精神病(atypical psychosis)は、2025年1月現在、『急性一過性精神性障(Acute and transient psychotic disorders(ATPDs)』にあたります。その判断は医療関係者によって見解が分かれるものの『気質性気分障害には当たらない』と捉えるのが主流になりつつあるとの事です。
いいなと思ったら応援しよう!
