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フリーランスになって気づいた「与える」大切さと「感謝」の力

副業WebライターからフリーランスのWebライターになった私。

退職してフリーランスになってから、会社員時代とは異なる視点を持つようになりました。クライアントワークをこなすだけでなく、私自身が仕事を創り出し、価値を提供しなければならなくなったからです。
その過程で、「与える」ことの大切さ、そして「感謝」の力を実感しています。

このような気づきは私の仕事だけでなく、人間関係や人生においても大きな変化をもたらしました。

フリーランスになって気づいた新たな視点

会社員時代の私は、与えられた仕事をこなしているだけでした。

たとえば賃貸仲介をしていた頃は、会社から指示された個人目標(契約件数や売上金額)を達成するために行動していました。目標を達成することが評価の基準となっていたため、目の前にある仕事だけを取り組んでいたのです。

他の部署が物件を仕入れ、集客の取り組みを行い、成約しやすいようなキャンペーンを企画していましたが、私がこのような全体像を考えることはありませんでした。何がどのように会社全体の戦略に関わっているのか深く考えなくても、会社から指示された目標さえ達成していれば評価されていたからです。

フリーランスになってからは状況が一変。商品を作り、実績を積み重ねて、集客し、クライアントと条件の交渉をする。満足してもらえるクオリティの記事を制作し、リピーターを増やしていく。すべての業務を一人でこなすことになりました。

会社員時代にはあまり考えてこなかった「全体像」を意識するようになり、クライアントが求めているものは何か、それに対して私はどのような価値を提供できるのかを深く考えるようになったのです。

依頼された仕事をこなすだけでは会社員と変わらない。クライアントが「この人に依頼したい」と感じるような、魅力的なサービスや成果を生み出すことが必要だと気づきました。

そして、「この人と長く一緒に仕事をしたい」と思っていただけるような関係性を築くことも大切です。クライアントや読者に満足してもらえるクオリティの記事を納品するだけでなく、コミュミケーションも大事。

フリーランスとして個人が生き残るためには、「与える」人間になる必要がある。与えられた仕事をこなすだけだった会社員時代とは異なる、より広い視点を持つようになりました。

ギバー精神、「与える」行動がもたらした成果

他の人にはない私の強みとは?私が提供できる価値とは……?

考えた結果、これまでの不動産業界での実務経験や資格を活かして「不動産ジャンルに特化したWebライター」になろうと決めました。

私自身の知見だけでなく、夫が不動産投資をしているという身近な経験を活かし、投資家の視点からも記事を執筆できるという独自の強みを持っていました。
さらに、一般的な解説記事を書くのではなく、実体験に基づいた具体的でわかりやすい解説を提供。クライアントから高く評価され、リピーターの獲得につながりました。

担当者からいただいたメール
他の担当者からも。評価されると嬉しいし励みになる

記事の執筆以外にも「私が提供できる価値は何か」を考えた末、SNSでの記事公開やブログからの被リンク提供なども行っています。
このようにクライアントに対して積極的に価値を提供することで、長期的な信頼関係を築けて、継続的な仕事の依頼が増えました。

また、スキルアップや仕事獲得に悩むWebライターに寄り添うため、ブログやSNSで私自身の経験や学びを惜しみなくシェアしています。発信内容を通じて共感した方々から応援コメントを頂くことがあり、「続けてよかった」とやりがいにもつながっています。

このような「与える」行動が認められた結果、ライティング講師としての仕事の依頼が舞い込みました。もともと教員を目指していた私は人に教える仕事にも興味があったので、楽しく取り組むことができました。

ギバー精神、「与える」行動を続けた結果、仕事の幅が広がったのです。
これからも、誰かの役に立つ情報発信を続けていきたいと思っています!

感謝の大切さにも気づく

フリーランスとして働く中で、「感謝」の力を実感するようになりました。
仕事を通じて知り合った方々や、私の活動を支えてくれるすべての人に対する感謝の気持ちが仕事の質や人間関係に大きな影響を与えていると感じるようになったのです。

たとえば、仕事を依頼してくださるクライアントに対する感謝。
クライアントから仕事の依頼を受ける度に「私を信頼して依頼してくれているんだ」と強く感じます。その信頼に応えるために、クライアントが望む以上の価値を提供しようと努力しています。
その結果、クライアントとの信頼関係がより強固なものとなり、リピート依頼や紹介をいただくことが増えました。

私のブログを読んでくださる方やSNSをフォローしてくださる方々にも感謝です。
ブログに寄せられる感想やSNSでの反応を見るたびに、「この情報が誰かの役に立っているんだ」と非常にやりがいを感じています。「この活動を続けてよかった」と励みになります。
こうした感謝の気持ちが、さらに良いコンテンツを作ろうという意欲を高め、結果としてブログの成長にもつながっています。

そして、周囲のサポートにも感謝。家族の理解と支えがあったからこそ、フリーランスを続けることができたと言っても過言ではありません。

納期間近で忙しい時には、夫が休みの日に家事や育児を代わってもらうことがありました。2人目の出産後に入院したときは、実家や義実家の方々にも協力してもらうことも。周囲のサポートなしには乗り越えられませんでした。

WebライターはWeb上で仕事が完結してしまうので、文章のみのコミュニケーションになることがほとんどです。読者やフォロワーとのやり取りも基本的には文章のみ。
感謝の気持ちはきちんと言葉にしなければ伝わりません。声や表情が伝わらない、文章だけのやり取りであれば、なおのこと言葉で表現する必要があるでしょう。

子どもからの「ありがとう」

私は一人で生きているわけではありません。さまざまな方に支えられているから活動を続けられています。
感謝の気持ちを伝えることでより良い関係を築くことができ、仕事にも良い影響を与えるのではないでしょうか。

与えること、感謝することが導く未来

私が提供できる価値を「与える」こと、そして「感謝」の気持ちを伝えることを積極的に行っていたら、仕事の幅が広がりました。
家族など私を支えてくれる周囲の方々とも良好な関係を保っていると感じています。

少し前から行政書士の勉強を始めました。フリーランスをサポートしたい思いが強くなり、会社設立や許認可申請などの形で関われたらいいなと考えたことがきっかけです。
誰かに役立つ行動をしていきたい。この思いはずっと変わりません。

「与える」そして「感謝」すること。私だけでなく私に関わる皆さまに良い未来が訪れるよう、この2つの行動を今後も実践していきたいと思います。

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