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今だから話せる私がnoteを本格的に始めた本当の理由

私がnoteに登録したのは、もう4年以上前の話です。Twitterでマツオカミキさんがnoteを使って発信しているのを見て、存在を知りました。当時はブログでアフェリエイト収入を目指したい!と思いながらも、アフェリエイトになるようなブログ記事を書き続けるのが億劫で、始めようとしては中々続かない…そんな状況が続いていました。

なので、noteに登録しようと思った初めの動機は『ブログで稼ぐこと』でした。noteで有料記事を発信できるのを知って、試しに何記事か書いたのを覚えています。

結果、その当時は書きたいものも特になかったので、数記事試し書きしてすぐに辞めてしまいました。それからは、noteの存在を思い出すことはありませんでした。


2020年11月本格的にnoteを始める

今振り返って気づいたのですが、本格的にnoteを始めてからもうすぐ1年が経とうとしています。noteは楽しく続けているので、もうこれだけの月日が経っていることに純粋に驚きました。

11月にnoteを始めたのは、『何かの形で小説家さんに向けた情報を発信したい!』というのが理由でした。ただ、これは実際に始める理由となったのが、この内容を思いついたからで、発信をしようという思いに至ったきっかけはたくさんあります。

2020年7月Web会社の危機を知らされる

私は約1年間Web会社に勤務していた時期がありました。2016年からフリーでWebライターの仕事をしているのですが、「会社に入ったらできることが増えそう!」「もっとライターとしてパワーアップしたい!」という気持ちで、会社に入りました。

最初の頃は得意分野の恋愛ブログ記事を任されて、ひたすら記事を書いていました。記事を書くスピードとクオリティーを褒められ、Webに携わる人達と関われて、本当に本当に楽しい日々でした。

その場でフィードバックももらえるので、成長できている実感が得られて、やりがいを感じていましたね。

しかし、2020年4月に緊急事態宣言が起きてから、事態は一変。どこの企業も少なからず打撃を受けたと思いますが、私のいた会社もそうでした。私が主に記事制作していたサイトを求めるお客さんが減ってしまいました。

そんなこんなで、それまで私が任されていたサイトの記事を書くという方針が変わり、広告代理店か?というように広告記事にシフトチェンジ。突然の変化についていけず、会社もどことなくピリピリしている空気感に嫌なものを感じていました。

そして最大の問題は、私は広告につながる記事を書くのが大嫌いでした。なぜかというと、広告の記事ってその商品を最終的にクリックしてもらうために書く記事じゃないですか。

SEO記事みたいに読者さんの知りたい情報を知らせて、その中で「~商品何選!」みたいな形で書くのは抵抗ないのですが、誘導していくっていうのが、気持ち的にブロックがありまして…自分でもどう違いを言葉にすればいいのかわかりませんが、とにかく私が書きたいものとは全く異なるジャンルになってしまったのです。

突然の会社の方向転換についていけなくなった私は、そっと上からクビをほのめかされるわけです。まあ、ついていけない人を残すほど余裕のある状況ではないですからね。

裏切られた気持ちになった私はなんと…。

2020年8月突然右手が動かなくなる

これは未だに原因不明なのですが…。7月の出来事があってから、すっごくすっごく落ち込みまして、会社に行くのも怖くなりました。会社にいるだけで息が苦しくなって、これまで楽しく話せていた会社の人がみんな敵に見えてしまったのです。「私は無能でいらないやつって思われているんだ」そんな被害妄想をするほどでした。

そんなある日、お盆初日の出来事ですが…「なんか右手痛いな」適当に湿布を貼っていたら、どんどんどんどん痛くなっていって、何もしていないのに激痛。着替えるのに右手を出し入れするのも痛くて、何もできなくなりました。

「何事だ?まあ、湿布貼ってたら治るだろう」

そんな甘い気持ちで考えていたら、お盆が終わっても治らず、お盆からずっと会社を休み続け…整形外科に行きました。

「腱鞘炎かな?」と言われ、注射を打つも治らず、むしろ悪化していく状況。その後「自律神経失調症かな?」となり、リハビリが始まり、なんとかいい方向へと進んでいきます。

しかし、長時間手を動かしても問題なくなったのが、ようやく11月頃。会社はずっと休み続けていたため、10月で退職となりました。


思わぬ長期休暇で考えたこと

8月で突然手が動かなくなった時は、ただひたすら早く手が動いて仕事に復帰したい!ってことだけを考えていました。右手が動かなくなったため、自分の受けている仕事を含めてすべての仕事を休めざるを得なくなったからです。

何もできない、お箸も持てないから生活するのも不便・・・。

最初の1ヶ月はただただ不貞腐れて、廃人のようにNetflixとYou Tubeをひたすら観ていました。しかし、時間が経つごとに何かしたい気持ちも湧き上がり、こんな時だからこそやれることを考えるようになりました。

・読書
・運動
・発信活動

リハビリを始めてから、「あまり目を疲れさせないように!」と言われていたので、スマホを見る時間を極限まで減らしていました。読書も目を使いますが、ブルーライトを浴びるよりかはいいだろうと思い、昔読んでいた小説を読み返しまくりました。

それまで最近全く読書の時間を取れていなかったので、久しぶりの読書タイムとなりました。

そして、運動不足過ぎたのもあり、手が使えなくなくてもできることを考えた時に「ウォーキングしよう!」と思い立ち、毎日近くの公園を1時間ほど歩き出しました。

歩きながら頭の中を整理して、季節の変化を感じ、自然を感じ…その時に思ったんですよね。「私は最近、やらないと!って肩肘貼りすぎて、こんな風にのんびり過ごしていなかったんじゃないか?」と。

休む前の私は会社で記事をたくさん書き、仕事以外の時は予定がなければずっと自分が受けまくった記事を永遠に書いているはで、ずーっっとWebライターの仕事だけに時間を割いてきたんですよね。

稼いでいる自分、一日にたくさんの記事を書いている自分、そこに自分の価値とやりがいを感じていました。

仕事に慢心する自分が好き!ってなっていて、それ以外の趣味とか自分のための時間なんて無駄な時間と考えていたんです。そのことに気づいた私は、『この機会に自分のための時間を作ろう!』『自分にとって無理のない日々を過ごそう!』と考え始めました。

自分らしさを追求するように!

がむしゃらにやっている時間は、目の前のことに集中しているから余計なことを考えることはありませんでした。しかし、右手を痛めたことでがむしゃらには限界があることを知りました。

そして、この先も『ただただ、依頼された文章だけを書く日々でいいのか?』と考えるようになりました。

記名記事ではなかったので、私の行ってるライターの仕事は後に自分の記事として残ることはありません。クライアントさんに渡してしまえば、その記事はクライアントのサイトのものとなります。

昔はそこに疑問はなく、ただ役立てて嬉しい!と考えていたのですが、自分にとって文章を書くとは?を考えてから、『自分が書いたものがほしい!』と思うようになったのです。

過去は小説家を目指していた身ですから、自分が書いたものとして出したい気持ちはあったのでしょう。

誰にも縛られずに、ただ書きたいことを書く場がほしい!

クライアントさんから依頼を受けて書く記事は、クライアントさんが求めるように書かなければなりません。

仕事として請け負っている以上、そこを買えることはできません。

だからこそ、誰かに依頼されて書く文章だけではなく、自分が書きたいものを自分の思うままに書ける、伝えられる場所がほしい!これが、私がnoteを本格的に始めた本当の理由です。

Webライターとしての仕事は、今も続けています。それはそれとして割り切って、昔よりかは仕事を選んで受けています。

noteでは、私は自分が書きたいことを書きたかった。それがいつしか、『有益なことを書かなければ!』という気持ちになっていたかもしれません。

小説サポーターという肩書きをつけてから、ある種変な義務感が生まれていたのでしょう。


心から溢れた文章を書きたい

ノウハウ的なことを書く時も
エッセイを書く時も
ショートショートを書く時も
日記的なことを書く時も

これからは、『書かなければ!』ではなく、『心から溢れたもの』を書こうと思います。

様々なマガジン、コミニュティー活動、サークル、Kindle本出版。
これら自体をやめようとは思いません。

ただ、これらを『稼ぐためにはこの方向だ!』みたいな視点で考えるのをやめます。そうすることで伸びる人もいるでしょうが、私には合わないからです。

私が楽しいからやる!これらを大切に今後も活動していこうと思います。

最後に

前の記事から文章の長さ関係なく、自分が書こうと思ったことをずらずらとエッセイとして書くことを決めました。

しかし、正直この記事を書くのもスマホでちょくちょく編集しながら2日かけて仕上がりました。それくらい慎重に言葉を選んでいたからです。

ですが、今日本屋さんで見かけた本に、『自分らしく生きる』『周りを気にしない』というような内容のものを見て。

私が今一番悩んでいるのは、周りを気にしすぎているからじゃないか?ということに気づいたんですよね。


ショックなことが起きて言葉を選ばなければ!と思ったことも

小説サポーターと掲げているから、有益な記事を書かなければ!と思ったのも

すべて周りを気にして自分をよく見せようとしているからだ!という結論に至りました。


この記事を書いて、私は「自分が書きたいことを書くためにnoteを始めた!」このことを改めて思い出しました。

私が楽しくて楽しすぎて続けられている活動、それこそが本物なのだと。

私が毎週楽しみにしている小説コミュニティー

コミュニティー表紙

たくさんの人がフォローしてくれている小説マガジン

今はこの2つをできていることが、私にとってはとてつもなく嬉しいことです。そしてそして、まだ2作品しか掲載できていないのですが、書きたい欲が講じてカクヨムもはじめました!

自分が心から踊ることだけをやっていく!これをモットーにして、ここをぶれさせぬように今後も執筆活動を広げていきます。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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なぎ@文章と共に生きる!
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