STEP66 抹茶のお菓子販売、思わぬ盲点がある!
前回まで保冷剤のお話が続きましたが…
今回は具体的な、お菓子の素材の話をしていきましょう!
日本人が好きで、洋菓子にも使われる和の素材と言えば!
抹茶ですよね!
ところが、この抹茶スイーツ、包み方や売り方を2つの視点から気を付けないと見た目にも味にも良くない変化が起きるのです…!!
皆さんも抹茶スイーツを作られるようでしたらぜひ覚えてくださいね!
● 抹茶スイーツの包み方注意点
まず一つ目は光を避けて退色しないようにする!です!
抹茶のお菓子って、光に当たると色が褪せるのです!!
皆さん、知ってました?
ちなみにこちらが光にあてたものと、あてていないものの比較です。
随分前にアメーバブログで私が書いた記事で、同じ日に焼いた抹茶クッキーを10日置いて実験しました
↓ ↓ ↓
ちょっと画質が悪くて申し訳ないですが色がだいぶ違うのわかりますか?
左の方が茶色っぽくなり、緑が褪せています。
抹茶って当然色鮮やかな緑色が魅力です!!
それがこんなに褪せてしまっては台無し…
なので、私が働いていてたお店では、抹茶のパウンドや抹茶のクッキー、抹茶のロールケーキなど光に当たらないように工夫して販売していました。
常温商品は布をかけておいたり、アルミで出来た光を通さない袋に入れていました。
お茶の葉も光を通さない茶筒に入れたりアルミの袋で販売されていますよね?
ちゃんと理にかなっていますよね^^
●抹茶の生ケーキはどうやって退色を防ぐ?
焼菓子や茶葉は袋に入れればいいけれど、生のケーキはどうするの?って思いますよね。
私が働いていたお店ではロールケーキを販売していました。
季節によって味が変わるのですが、新茶の季節はこんな見た目の抹茶のロールケーキを販売していました。
当時、1日に何十本も売れていた人気商品です。
このロールケーキを普段はホールのままずらっとショーケースに並べていたのですが、抹茶のロールケーキの時だけは違います。
抹茶の時は見本品ひとつだけをショーケースに並べて横にPOPで
「抹茶の商品は光に当てると退色しやすいため箱に入れたまま陳列しております。」
と表示していました。
その1本だけ見せる見本品も、ずっとショーケースに並べていると照明で色がどんどん悪くなるので数十分おきに入れ替えていましたよ!
自分が販売しているときって、ずっと見ているから退色に気が付きづらいのですが、取り換えてみると色の変化にびっくりします!
短時間でも結構色って変わるのです。
余談ですが、この写真は↓夫のアメリカの友人に私が作ってプレゼントした迷彩柄のパウンドケーキ抹茶味。
実際のアメリカ軍の迷彩柄に似せて作りました。
この迷彩柄「タイガーストライプ」っていうのですが、本当は時間と共に色褪せしていくのを楽しむものらしいので、あえてこんなメッセージを裏に入れてみました^^
↓ ↓ ↓
日本語にすると
「抹茶(緑茶)は光に当てると色褪せて、味も悪くなります。
これはタイガーストライプですが退色を楽しむのはお控えください。」
これ、みなさんすごく笑ってくれましたよ^^
●退色以外にも気を付けて欲しいこと
なので、皆さんも抹茶スイーツを販売するときには保存方法に気を使わないと、作ったときにはきれいな色でも、お客様が食べるときには色あせて茶色っぽくなっているかも…
意識してみてくださいね!
でも、気を付けたほうが良いのは退色だけではありません!
もう一つ気を付けて欲しいことがありますが…
続きは次回書きますね!お楽しみに!
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