AI活用による業務効率化で社員の可能性を広げる~元営業社員がママになって意識する「有限な時間」と「大切にしたいこと」~
CyberZでは、女性活躍や受容性に富んだ環境づくりなどのダイバーシティ推進を目的に、2021年よりCDO(Chief Diversity Officer)を設置し、様々な取り組みをおこなってまいりました。本記事では、広告代理事業部の「データデザイン室」にて、AI等を活用した業務効率化や生産性向上を担う箱嶋さんにお話を伺います。
ーーー箱嶋さんのこれまでのキャリアについて教えてください。
箱嶋
2017年にサイバーエージェントに新卒入社し、CyberZに配属されました。
私は新しいことが好きでいろいろなことに興味があるタイプだったので、CyberZの「挑戦」を応援してくれる文化と、広告代理店という枠を超えて様々なチャレンジをし、事業を展開している点に大きな魅力を感じていました。「隣に座っている仲間の成長に責任を負う」という相互に高め合うワンチーム感も、CyberZを選んだ理由の1つです。
配属されてからは、広告代理事業部にて営業(アカウントプランナー)としてキャリアをスタートし、国内ゲーム業界などを含む幅広いクライアント様を担当させていただきました。様々な案件を担当しながら営業としてキャリアを積む中で、新しい何かにチャレンジしたいという気持ちが徐々に強くなってきていましたが、2021年に妊娠がわかり、産休・育休に入りました。お休みに入っていた期間が、これからの働き方や、自分が大切にしたいものは何かということをゆっくり考える貴重な機会となり、2024年に復帰する際に自分がもともといた広告営業を中心とした業務効率化をミッションとする組織の立ち上げを提案させていただきました。
ーーー復帰と同時に現部署を立ち上げたとのことですが、どのような背景や思いがあったのでしょうか?
箱嶋
自分自身が営業として働いていた際に、“作業”に充てる時間が長いことに課題を感じていました。本来営業は、クライアント様の課題解決に向けた戦略の立案や、施策のブラッシュアップにもっと時間を使うべきと感じつつも、日々のレポーティング業務やクリエイティブ作成の依頼準備など、日々必要になる作業がどうしても発生します。慣れることで効率化できるものももちろんあるのですが、経験値の浅い若手ほど作業にたくさんの時間を取られてしまっていることも感じていました。
そこで、作業時間を短縮するためのシステムの構築や、もっと効率的に社内に貯まってる知見の共有・活用ができる仕組みづくりをすることで、代理店としての質や顧客満足度の向上にも繋がると思い、AIの活用による生産性向上・業務効率化をメインミッションとする今の部署の設立を提案するに至りました。
私自身、子育てをしながら働く中でどうしても時間的な制約が出てくることを実感していて、効率化がとても大事になってくると感じています。今後CyberZの営業組織においても、更にパパママ社員が増えていくと思うので、ライフステージが変わっても営業という働き方が変わらず選択肢として残るように、自分自身の経験を活かしながら仕組みを整えていきたいと思っています。
ーーー今取り組まれている業務について、どんな未来を描いて取り組んでいますか?
箱嶋
現状は生産性の向上や業務効率化という観点で、目の前の理想を実現するための取り組みからスタートをしていますが、中長期的にはCyberZの強みや新たな価値づくりに貢献するような役割を目指していきたいです。例えば、AIを活用できる組織作り、社内外で活用できるツールの開発、新たな挑戦のための新プロジェクトの推進など、クライアントの皆さまがCyberZを選ぶ理由を作れることが目指すべきところだと思っています。
また、業務を効率化することは働きやすい組織づくりにも直結すると思っています。多様な働き方を認めることができる組織力がより求められる中で、どんなライフステージにいる人、どんなバックグランドを持つ人でも、誰もが挑戦し活躍できる環境づくりにも貢献できたら嬉しいです。
ーーー子育てをしながら働く中で、効率化のために箱嶋さんが取り組んでいること、意識していることは何かありますか?
箱嶋
仕事と家庭を両立する中で、両者を天秤にかけなければいけない場面も多々あるなと感じています。だからこそ、育休から復帰後は特に「自分が大切にしたいこと」をしっかり言語化して自分自身で認識するということを意識しています。
例えばプライベートにおいては「家族と過ごす時間と会話量」を大切にしたいと思っているのですが、そのうえで仕事の質を落とさないために「自分が目指したいこと」と「組織の方向性」が合っているかを問うことでブレをなくし、より効率的な方法はないかとAIを含めた新しい選択肢をより意識して考えるようになりました。
このように大切にしたいもの言語化してそれを意識したアクションを日々重ねていると、限られた時間の中で優先順位を付ける癖が付きますし、その選択に対して「これを大切にしたいと自分で決めた」という事実が説得材料となり、変に後悔したり罪悪感を感じたりすることが少なくなったように思います。
ーーー箱嶋さん自身の今後のビジョンを教えてください。
箱嶋
私がいる現部署を会社の成長戦略に欠かせない部隊にしていきたいです。「減らす(生産性改善)」と「高める(価値創造)」を両立する組織として、事業の成長にインパクトする貢献ができるように動いていきたいと思っています。
また、こういった動きにより、社員が新たな選択肢を持って挑戦するきっかけを生み出せたらいいなと思います。子育て世代が柔軟に働ける職場環境や、1人1人が「学び」や「挑戦」に時間を使って成長し続けられる環境を整えることが、組織としての競争力を高めることにも繋がると思っているので、私自身も最新技術を幅広く学んで、組織課題や経営課題の解決のために自分にできることを広げていきたいです。
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