組織作りの最新トレンド!?
こんにちは!Wow Consultingです。
今週は「組織再編」が今なぜ注目されているのか?についてです。
バブル期や平成初期であれば「モーレツ社員」がもてはやされていた通り、就職氷河期を乗り越えてきた人たちからすれば「出世コースこそすべて!」となるのも頷けるような時代が長く続いていました。
しかし、ゆとり世代(筆者もです)やさとり世代、Z世代といった平成後期~令和にかけては「働き方改革」を旗印に会社での出世<<<ワークライフバランスの充実といった考え方の人が増えてきたのが昨今の傾向になります。
よって、現代の組織作りは単純なピラミッド型構造だけではうまくいかなくなる、といった事が起きています。
具体的にどのような事が起こるかというと、「優秀社員の離脱」が起きてしまうのです。
以前であれば、優秀社員=出世コースといった図式が成り立っていましたが、優秀社員であっても出世を望まず、かといって安い給料に甘んじていてもくれない=他に好待遇の求人を見つけては転職してしまう、という事が、従来の単純なピラミッド構造の会社では見受けられるようになりました。
「部下を持つのは嫌だ」
「マネジメントするより、自分が現場に出たい」
こういった考え方の優秀社員を他社に流出させず、かつハイパフォーマーとして活躍を続けてもらうには、どうしたらいいか?
ポイントは大きく2つあり、まず1つ目は「今の仕事をきちんと評価すること」が挙げられます。
具体的に言及すれば「給与連動」があること。
つまり、成績を昇給や賞与に反映することを指します。
「現場で頑張るだけでも、会社に貢献できる」と感じさせることが離職防止に繋がります。
そして2つ目は「頑張り次第で、まだ先があるとわかること」
具体的には昇格などを指しますが、やはり人間は「いつまでも同じ役割」では飽きてしまいます。
課される目標が上がり続ける、マネジメントをしなくてもポジションが業績次第で上がっていく等が、仕事を続けるモチベーションに繋がります。
実際に私自身がリクルートに在籍していた頃にも感じていた事で、エリア限定社員などは基本的に現場での営業がメイン業務となり、マネジメント職として上がっていくには転勤ありの雇用形態に変更する必要がありました。
しかしリクルートでは「ミッショングレード制」を採用しているため、マネジメント職に就かず現場で課されるミッションが上がれば、自分のグレードも共に上がっていくため昇給や昇格といったものにも手が届く形態を取っていました。
他にも今のトレンドとしては「エキスパートコース」の新設といったものがあります。
エキスパートコースとは、従来のマネジメントありきでの昇格コース設計とは別に「現場仕事としてプロフェッショナルを目指す、マネジメントなしの昇格コース」を指します。
メリットは、ミッショングレードと異なり「具体的な昇格要件」を公表することができるので、昇格がイメージしやすくなり、よりモチベーションの維持・向上に役立てることができ、離職防止効果が高まります。
デメリットは、新たに昇降格基準などを設ける必要があるため、コース新設や運用に向けて社長や人事部の負担が増えてしまうことがあります。
とはいっても、労働人口が減り続ける現代の日本において「離職させない組織作り」は重要度を増す一方です。
また、組織としての在り方も現代に合わせて変革していけなければ、新たに入ってくる人材の確保も難しくなっていきます。
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