39歳自営業、糖尿病になる #8 7日目 | おうち・・・帰れる???
たまごっち呼ばわり
退院するまで治らないであろうホームシックの対処策は人と関わることだ。
仕事の電話ひとつでもそれは効果があり、Jの会議だろうがLINEだろうが、外界と繋がっていることを認識することが、この六畳にも満たないエリアで自分がいつでも社会復帰できるよう気持ちを切らさないことがすべて。
なのでワイフにも連日生存連絡を送りまくっているのだが、時々明らかにスルーされる。
ある夜なんてこうだ。
うさぎだったら寂しくて死んでしまうほどだ。
そして先日、我が家におけるLINE着信を、通称「たまごっち」と呼ばれていることが発覚した。
たまごっちとはその昔流行したが、最近リバイバルされてうちのムッスメも所持している電子ペット育成ゲームである。
この電子ペット、特に幼少期はよく鳴く。
腹減った、ウンチ出た、ヒマになった、などなど、かまってちゃんなのだ。
食事中にピロリンなんて鳴った日には「後にしなさい」と当然のごとく注意をするのだが、まさか家長からの連絡をそんなぞんざいな扱いにされているとは。実に嘆かわしい。
もう面倒なのでメシは続けていくぞ
朝!
白米
温泉たまご
野菜いため
春菊の味噌汁
茶
昼!
白米
鶏の・・・から揚げ・・・?
ほうれん草のお浸し・・・?
おでん(大根の煮物かもしれん)
茶
夜!
白米
SABAのネギ塩焼きに糸唐辛子
キャベツのマヨネーズ和え
しいたけとニンジンの煮物
茶
味の感想、まあまぁ!
インスリン注射を終了!?
食事の後に医者が来た。
「今日でインスリンはやめて、明日から朝のお薬を1錠から2錠にしましょう」
インスリン注射は毎食後に腹に細い針を打たれるやつだ。
インスリンとは糖分をうまいこと分解してくれるやつで、こいつがいないと高血糖になる。逆にこいつがいすぎると低血糖になる。
体内で自然発生するインスリンに追いつかないところを注射で補っていたので、入院中は血糖値が落ち着いていたということで、それは、つまり、
「先生、おうちに帰りたい」
考えるよりも先に言葉が口をついて出た。
「食後は運動するし、薬もちゃんと飲みます」
少し考えて、医者は言った。
「うん、数値もだいぶ下がっているし、予定より早く退院はできるかもしれませんね」
それを聞いたワイの脳内。
おうち帰りたいがおうちに帰れるかもしれないに変わる。
今はまだただの期待だが、それはきっと実を結ぶ。だから今日もチャリを漕ごう。
ワイフのおいしいご飯が待っている。
ムッスメの塾の点数に説教をしなければ。
社会で57点を取ってきたらしい。嘆かわしい。
創成川イーストのイベントが終わってしまった。
しかし、それはこの入院生活も終わりが見えたことを指している。
お互い、次のステージへ。
Action!!
あと本日6月1日はパッパの75歳の誕生日おめでとう。
退院したら家族でメシでも食おう。ワイとパッパは糖質に配慮したメニューなwww
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