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#今年のベスト本 2023年

こんにちは。羽根宮です。
noteのお題の中に「#今年のベスト本」があったので書いてみようと思います。
書いている内に年が変わってしまうかもしれませんが……。

順位をつけることが苦手なので、どれがベストかと言われるとなかなか結論を出せないのですが、読んだ本のリストを見ながら決めました。


村田沙耶香さんの『コンビニ人間』です。

第155回芥川賞受賞作。
主人公は36歳の女性。未婚、恋愛経験なし。
学生の頃に始めたコンビニのバイトを18年続けている。
「普通」の家に生まれて普通に家族に愛されてきたが、子どもの頃から言動が「普通」ではなかった。
指示をされれば完璧にこなすことができるけれど、自分ではどうすれば良いのかわからない。何がおかしいのかもわからない。
それでも「世界の部品」になろうとする。

「普通」を押しつけてくる周りが鬱陶しくて、考えることが色々ありました。
羽根宮も世間の「普通」とは違う生活をしているので刺さる内容でした。


この作品は芥川賞受賞作ですし、かなり話題にもなったと思います。
でも羽根宮はひねくれ者で、話題になった本や流行の本などをリアルタイムで追おうと思っていないので、読むのが随分と遅くなってしまいました。
話題になると図書館の予約者数が凄まじいことになり、なかなか自分の順番が回ってこないので、時期が過ぎてから読むことも多いのです。
「まだ読んでなかったんだ」と言われることが多々あります。

賞を受賞するということは、それだけの内容の作品だということなので、読めば面白いと思ったり、自分と合わなかったとしても色々と考えさせられる事は多いのですが、「流行にはのらない」とか思っている部分があります。それで、もっと早く読めば良かったとか思ったりしているから、どうしようもありません。

でもまあ、時間が経ったとしても、読んで良かったと思える作品を読めるのは楽しい読書体験ですね。

ちなみに今は浅倉秋成さんの『六人の嘘つきな大学生』が図書館から回ってくるのを待っています。
予約した日は今年の2月19日でした。

ようやく予約順位が1位になったので、年明けには回ってくると思います。
楽しみにしています。
1年はかからなかったですね。良かった。
人気のある本や話題の本の予約者数は本当にすごいので、こんな感じで遅れて読むことになるのです。

読んで下さってありがとうございました。
来年も読書を楽しめますように。
あと積読が減らせますように。
羽根宮でした。


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羽根宮糸夜
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