据え膳の猫ビーム【毎週ショートショートnote】
某アイドルたちが住んでいる寮の共有ルーム。いつも多忙なアイドルたちだが今日はオフのメンバーが多く、誰からともなくこの部屋に集まっていた。
ランニングを欠かさないメンバーは既に走りに出ていて、部屋にいるのはどちらかというとインドア派の人たちだ。
「魔王様」との異名があるリーダーは、料理好きなメンバーが作ったスコーンを食べながら、優雅にティーカップを傾けている。
暖かな日差しが差し込んで、寮で飼われている黒猫が丸くなって眠っていた。
「……ひまだねえ」
おもむろにリーダーが呟き、残りのメンバーに緊張が走る。
「魔王様」という異名は伊達ではない。彼の一言で魔界に飛ばされたり、魔界生物が召喚されたり、とにかく不思議なことが起こるのだ。主に彼の暇つぶしのために。
時間があってメンバーが揃っているこの時間は、彼の暇つぶしのお膳立てが整っているようなものだった。
「今日は猫になって遊ぼうか」
キラリと輝く瞳。直後、全員の姿が猫になっていた。
(410文字)
こんにちは。羽根宮です。
たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加します。
裏お題の「据え膳の猫ビーム」です。
なんのことやらわからないですよね。すみません。
「ツキウタ。」の白き魔王様と、振り回されるメンバーたちを思い浮かべて書いてみました。
実際に猫化したお話もあるのです。
ちなみに羽根宮はこちらのドラマCDは聴いてはいません。
ただ、他の後続ユニットにも猫にされたメンバーがいたりして、そんなやりとりをチラリとXで見かけていたので、使わせていただきました。
お題が難しくて思いつかなかったのです。
読んで下さってありがとうございます。
羽根宮でした。
ご覧下さいましてありがとうございます。もしサポートいただけましたら、感謝して活動費に充てたいと思います🐱