照明【詩作⑨】
皆がいる 部屋がある
その部屋には 家具がある
照明がつく
部屋中の色んなところに
照明はある
だからって 全部つけたら
部屋中明るくなるけど
眩しすぎて見てられない
だったら私は
たった一つの
仄かな光を眺める
部屋中明るい必要は無い
自分が見えるだけ 見たいだけの
光を
ほんの微かな光を
ルームメイトに光を分ける
「うるせえよ」と一喝
または「無類の低脳」と一蹴
私の光は受け取ろうとしないのに
なんで皆は 私に部屋中の照明を
付けさせようとするんだ?
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