「切手包み」の折形
三椏の半紙でつくった折形です。
手製の和紙封緘紙をおさめてみました。
私が最初に出会った折形の本(バイブル)の2番目に掲載されている
「切手包み」という折形を参考に折っています。
伝統と精神は遵守しながらも時代を映しながら変化してゆけるものは、
きっと生き残ってゆけるだろう。
自分がやっていることが、その道から外れていないことを願う。
印にしてしまった折り熨斗は、
その本来の意義や価値をすでに失っているようにも思うけれど、
齋藤和胡氏の言う「贈る側の気持ちを表すアイコン」として、
そして今の人が使える道具のひとつとして、
存在できるなら嬉しい。
20年前に新しい折形として紹介された「切手包み」は、
今の私が贈りたいもののための折形になってくれた。
10年後に、私はこの折形に何を包んでいるだろう。
今の私が作ったこともないような何かであるならとても素敵。
機嫌良くいきましょ
藤井あき乃