日常生活で使うことに意味がある
乙巳年のお年玉用に作った折形です。
三つ折り紙幣がぴったり入るカタチ。
最近は、この中央の折りだし熨斗に5ミリ程の帯が入る折形を見つけてよく作っています。
ほぼ同じカタチの下画像の折形は、折りだし熨斗の中央がどうやったって開いてくるので、
水引で留めていました。
これはこれで中心がきゅっと締まる感じでよい。
最上画像の折形は、中央が開かない代わりに、
熨斗が両側にじわじわと広がってくるため点で接着しています。
水引の色が入らないので、
和紙の白さと折りのみが際立ち格が上がりますが、
お年玉用としては、少々かたい雰囲気かなぁ。。。とエンボッサーと干支印で遊びました。
折形の基本のひとつに、
接着剤を使わない、という教えがありますが、
まんなかで熨斗がだらけた姿だとどうにもならん!感じに。
書籍でこの子達の見本写真を見ていると、ピシッと落ち着いていて、
決して持ち上がったり広がったりしていない。
もちろん接着はしていないだろうと思うが、してるのかな。
まぁいわゆる「ラッピング」のように、最後をテープやシールで留める。
というようなことをしなければよいのではと勝手な解釈の下、
自分なりに工夫する。
工夫と思ってもらえるかどうかはわからないけれど、
ちょっと現代では使いづらい。使えない。
と結論するとそこで折形は終わってしまう。
祝儀・不祝儀袋以外、世間的にはほぼ残っていない折形を、
ひとつかふたつかみっつか。。。
でもいいから【日常生活の中で実際に使っている】人がいると、
消滅してしまった日本文化にはならないと思っている。
ほぼ消滅でも、完全消滅じゃないことが大事。
金曜日ですね。
自分にはあまり関係ないけれど毎度微妙に嬉しさがわいてくる三連休です。
新作遊印達は、カートの支度が調い次第出してゆきます。
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今日もここにきて下さって
ほんとうに。。。ありがとうございます。
どうぞそれぞれに
しあわせな週末でありますように。
藤井あき乃