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「香包み」の折形
本に掲載されていたサイズの1/4くらいのサイズで作った「香包み」の折形です。
画像の折形は、縦の長さが35ミリ位ですので、
手紙と共に封筒に忍ばせるというような使い方に程よいサイズでしょうか。
香を楽しむ風習が盛んになったのは平安時代くらいからといわれています。
現在でも天然の香は高価なものですが、
当時は極めて貴重なものでもあったはず。
その為か。。。
折形で香を包む時には、きらびやかな金紙を使い色紙を数枚あわせて「襲の色目」を表現したそうです。
なんとも風雅。
贈りものそのものも貴重で喜ばれるものであったと思いますが、
贈る支度をする際にかける手間(時間)そのものに大きな意義がある。
と思わせてくれる折形です。
襲の色目について勉強不足のわたくしは、
それらを無視してにおいをはさんでいますが。
小さくても凛々しい姿が印象的な折形です。
使用した紙:福西和紙本舗さんの宇陀和紙と自分で色をつけた和紙
参考にさせて頂いた本:日本の折形・山根一城著
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