受験勉強する意味について本気出して考えてみた
こんにちは。今回は予備校講師、成川博康です。
前回投稿したインコのおしゃべり、なかなかの反響でした。
そっちはまたどこかで。
ワークショップ移転に向けて準備真っ最中なある時。
受験勉強する意味ってなんだろう?
ふと浮かんだにしては重たい話題。
自分の子どもや大切な人の子どもに通わせたいと思える塾をつくる。
これは紛れもなくそうなんだけど、そこで受験をする意味って何だろう?
2022年12月の文部科学省の学校基本調査によると、大学進学率は56.6%。
決して皆がするとは限らない大学受験に挑む理由。
就職が有利になるから?
見栄?
周りが受験するから?
有名大学に入ってモテたいから?
研究したい学問分野があるから?
医者になりたいから?
目的は人それぞれでいいと思っています。
ここでは、受験勉強そのものの意味について、ボクなりの回答を本気出して考えてみようかと。
自分の仕事は、大学に合格するまでのプロセスそのものに寄り添うことなので、この問いには明確な回答が必要だと考えました。
ちなみに、幸せについて本気出して考えてみたい人はこちらの曲がオススメ🎵
受験勉強自体の目的。
それは、満足度の高い生活を送るための思考の基礎を手に入れること。
「思考」は「お金」よりずっと大切なものだと思っています。
もっと解像度の高い言い方をすれば、お金は思考についてくるものだと考えています。
先日、担当の銀行員が、アフターコロナの倒産件数の多さについて教えてくれました。
そこでボクは質問。
成川:「上手くいっている会社と、そうでない会社の違いは何ですか?」
銀行員:「言い訳が多い社長は、たいていダメですね~」
どうやら、自分の事業の低迷を、周りの環境のせいにする方が多いそうです。
この話、どこかで聞いたことあるなあ•••。
そう!
やれない、できないことに対して言い訳する受験生と同じじゃないか!!
できない理由を探すのは上手く、行動に移すのは苦手。
走りながら考えればいいのに、その一歩目すら踏み出せない。
これだと受験はうまく行きません。
受験を通して手に入れることができる思考。
それは以下の4点だと考えます。
①まず行動。トライ&エラーを繰り返しながら、自分にとっての最適解を探る思考。
②選択と集中のバランスを取りつつ時間を上手に使おうとする思考。
③「変化」に対応できる思考。
④プラス思考。
ここでは、特に③と④を強調したいと思います。
③の「変化」に対応する力ってものすごく大切だと思っています。
新傾向の問題形式、初見の英文。
試験問題も上位レベルになればなるほど即時問題解決能力が問われています。
どんな変化球を投げられても的確に打ち返す。
大切な部分とそうでない部分を取捨選択。
問題の本質を素早く分析し、時間内に解決していく。
これらは、社会に出てからも極めて大切な力になると思います。
世間は無常、万物は流転。
今日の天気、今日の気分、今日の体調、今日の株価、今日の世界情勢。
何だって日々変化し、確実に定まるものは何ひとつない。
当たり前のことなんて何もないという前提で、物事を捉えてみる。
そこには、きっと素敵な発見があるはずです。
④のプラス思考も重要です。
【受験】数学の試験で100点満点中3点。
(マイナス思考) たったの3点…。無理だわ…。
(プラス思考)まだ97点分も伸びしろあるじゃん!
【人生】2023年12月8日の成川博康(48歳)
(マイナス思考) ずいぶん歳取ったなあ…。
(プラス思考)今日がこれからの人生で一番若い日!
どちらの人生が楽しそうか分かりますよね?
物事は、捉え方次第でプラスにもマイナスにも解釈できる。
どうせだったらプラス思考で!
本気出すとどこまでも続きそうなので、このあたりで今回はやめます。
ただ、これだけは確かだと言えるのは、受験で手に入れたこれらの思考は、その後の人生で必ず活きる!
ワークショップでは、そんな一生モノの思考が身につく授業をやっていきたいと思っています。
次こそはメンバー紹介で!
成川博康