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【エンジニアのひとりごと】取捨選択3つの基準 #35

こんにちは!
ワークスアイディ株式会社 キャンスタ編集部
RPAエンジニアの、りっさんです!
前回、この文言を入れるの忘れていました…💦

ITに関連する話題や、支援で訪問するお客様先で思うことをつらつらと、
ひとりごと的に行なう35回目。
今回のひとりごとは、「取捨選択 3つの基準」です。

色々なことにチャレンジするのは良いことですが、あれこれと何かをしようと荷物を抱え過ぎると、本末転倒になります。
そうならないような取捨選択の基準を考えてみました。

1.要否

様々なチャレンジやアップデートすることはプラスになりますが、だからといって何でもトライすることが良いことなのかは、趣味と業務とで異なり、検討基準が3つほどあると考えています。

1つ目は「要否」(要るか要らないか)です。自身の業務に必要だからとトライしようとしている項目が、すぐに必要なのか、それほどでもないのかは見極める必要があります。

「なくてはならない、しなければならない」を優先し、「すぐに必要ではない」、「あってもなくてもどちらでも良い」、「あると良い」辺りまでは優先順位を落とします。

ここまでは問題ないと思いますが、優先項目が複数ある場合にどうするかが重要で、複数の優先項目中の基礎レベルから最優先で取り組む必要があり、対象が高レベルであればあるほど基礎が肝心です。

理由のひとつは、いきなり高レベルの対象から取り組むと挫折して進捗が止まる可能性が高いことです。段階を経て進めない限り、必要であっても高難易度ほど手詰まりが起きやすく、最終的に思うように進まなくなります。

もうひとつは基本課題を解決できない限り高難度課題を解決できないことです。大は小を兼ねるとは言え、難題は複数の問題が絡んで複雑化していることも多く、結局は小さな問題を解決できなければならないからです。

2.適性

2つ目は「適性」(向いているかいないか)です。仮にすべきことであっても「適性」がない場合は想定以上の「キャパシティ」(業務で例えると「並行して作業できる総量」)が必要になります。

だからとて完遂できないことはありませんが、得手不得手によって許容割合が変化します。それがギリギリでも許容範囲内であればキャパシティ上限拡張の機会になりますが、そうでない場合は容量の割き過ぎで本来の作業がおろそかになる可能性があります。

例えば、「シングルタスク ⇔ マルチタスク」で適性を考慮した場合、マルチタスクは複数同時対処するための並行処理適性が必要ですが、シングルタスクのようなひとつに全力集中を得意とするタイプは、単処理に特化した適性が必要です。

「職人タイプがマルチタスクに向いていない」、「並行処理タイプがシングルタスクに向いていない」と評するのではなく、適性の存在に気付くことが重要で、荷物を抱え込んでいるとストレスが増加したり、日常業務に支障がある場合は、「適性」を考慮しても良いかもしれません。

3.経験値

最後は「経験値」です。今すぐ必要で適性が合っていたとしても、目的に対する経験値が皆無であれば、スタートラインに立てていないと言えます。

「経験値」がなければ「ゼロから経験する」必要があり、習得済みの他者とは大きな差が生じます。
同じラインからスタートできないことはつまり、追い付く時間に加えて作業に要する時間も余分に必要となり、実力以上の能力が求められます。

この差を埋める労力を払ったとしても、「要否」から「経験」を積んで「適性」に気付くため、段階によっては残された時間の関係上、別の選択肢に移行し辛くなる場合もあります。

どれだけ「要否」が高く、取り組む「適性」があっても、目的に達するまでの「経験習得時間」を無視するワケにはいきません。
だからこそ、「経験値」を積むために「要否」と「適性」を考慮する、という考え方があることを理解しておくと、極力「適性」に沿った「要否」の高いことの「経験値」を積むことに繋げられるのではと思います。


「過去の情報を検索する時間」は、自身のナレッジでも同様に起こり得るため、まずは「過去の情報検索時間を短縮するナレッジ集積」から着手し、最終的に集合知とすることで、「経験値」の内製化へと繋げます。

過去の記事「#31ノウハウを蓄積する」で紹介した社内業務のナレッジ整理をおススメした理由は、この経験値を充足する時間短縮の意味もあります。

少し話がそれてしまいました💦
すべてを気に掛ける必要はありませんが、闇雲にチャレンジすることが常に良いとは限らないので、バランスよく取捨選択すると良いため、なるべく趣味で色々とチャレンジして、「要否」を元に「経験値」を積んで自己の「適性」の振れ幅を認識しておくと、意外な場面で役に立つので派と思います。

冒険はプライベートで行いつつ、その「経験」を活かして業務に備えられると良いのでは、そんな今日、この頃です。

以上、キャンスタ編集部 RPAエンジニア りっさんでした!

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