読書感想文が大嫌いだったわたし

おしゃべりをしたり、文章を書いたり、エッセイを読んだり。
言葉に触れることが好きなわたしですが、
小学校の時のトラウマといえば、読書感想文が大の苦手で。


夏休みといえば、宿題と自由課題。
母は自由課題を子供たちにさせることで、さらなる文学への理解向上とでも、
思っていたのでしょうか。。。
わたしにとってはまあ苦痛でして。むしろ地獄。

絵を描かされたり、習字をやらされたり。
小学生ながら、いや、大して上手くないのにな。と思っていました。

その中でも、特にストレスだった読書感想文。
4つ上の姉がいるのですが、
基本的に姉がやったら、妹も自動的にやらされるという我が家の教育。
小1から姉と同じようにやる羽目に。。

今でも情景が出てきます、夏休みももう終盤。
母親が読書感想文を今日の午後やってということで、
テーブルに本と作文用紙2枚用意される、、
今でも課題図書を覚えている。あの緑の本。。ライギョの給食。
君のおかげで大切な夏休みの日が地獄の時間へと変わる。ww


お昼ご飯を食べ、早速読書を始めるわたし。
今から言えることはまず読書感想文の意味も理解していなかったと思う。
30分ごとに確認する母親。1時間すると読み終え、
母親から思ったことを書けばいい。と言われたが、意味がわからないため、
なにを書いていいのかわからない。
そして気付けばただの文章を写しているだけだった。
ええ、なので母親からなんで文章をコピーしてるの?とツッコミ。


そこから鉛筆で書いたものを消しゴムで全て消し、また読み直す。
読み直しても、なにも感じないわたし。w w
2時間はたっていただろう。
なにもかけていないので、母親の顔がだんだん暗くなっていく。
あのね、ただ思ったことを書いて。難しくないでしょ。
どんどんプレッシャーになり、そもそもなんの話なのかもわからなくなる。

2時間半が経過し、
なんとなく書いたものを見せるものの、母親からパスが出ることはない。
これでは読書感想文ではないと叱られる。
もはや文章を書くことが恐怖。
なにも思うことなんてない。まで思ってしまう。笑


えー、そこから夕方になり、母親はもう鬼の形相。地獄の始まり。
母親は怒る始末。なにが書いてあるか理解しているのか?
どういうストーリーなのか?筆者の伝えたいことわかってる?と
質問されるものの、全てに対してもうわ、か、ら、な、い!!!!!
パニック。パニック。(クレヨンしんちゃん)

基本的にわたしに興味のない姉まで、テーブルに来て
落ち着いて書けば、すぐ書けるんだよ。という無茶を言う。

しかし、書いても書いても改善することもなく、母親からのパスはなし。
ただ母の逆鱗に触れるだけ。
自分もイライラしてきて、
作文用紙は破れるわ、消しゴムもボロボロになるわ、で
母親ももっとイライラするw w
そして結局母は諦め、ほぼ母親が書いて、夏休みは終了した。
(なぜ提出させられたんだ。)
そして最悪なのが、金賞をとってしまう。


さて次の年。やりたくないけど、読書感想文が終わらなければ、
わたしの夏休みは終わらない。
しかし、今年の母は違う。手伝わないよ、自分で書くんだよ。
もう一度聞きたい、これは自由課題だから自由なんだよ。
なんて言えるわけもなく、本を読んでみるが、
去年と同じことが起きる。書いてみるが、母親パスは起きない。


なんせ、去年は金賞だ。笑
一年経って、急に読書感想文のレベルが下がるなんておかしい。笑
書いてみるものの、去年と全く同じ状況。

書く、母親パスなし、消す、書く、母親パスなし、消すのループ。
安定の作文用紙は破れる、消しゴムも破壊される、鉛筆の芯まで折れて、
母親はまた、イライラマックスに達する。

しかし母親はどうしても自分でどうにかしてほしい、絶対に手伝いたくないのが、何時間も経過しているため、渋々姉にオーダーする。


姉はわたしと違い、絵の才能も、文学の才能もあったため、
基本的に夏休みの宿題をさらっと終えてしまうタイプだった。
あの時の姉の顔が忘れられない。
ふざけんなよ、てめえ。っていう母に加えさらなる鬼の形相。
ファミコンをしていて楽しんでいた姉に妹の面倒を見なくては
ならない地獄の時間。

しかし、姉も母親に逆らえないため、なんとなく姉のサポートあってか
しばらくして終了。
困ったもんだ、おそらくその年は銀賞かなにをとったような。。。汗

姉から一言。まず本の本質を捉えて。と言われたので、
本質ってなに?と聞くと、もういい。と言われる始末。w w


さて、小3。今年も読書感想文は避けて通れない。
どうしても母親は諦めない。ので書くしかない。
しかし、母親も手伝わない、姉なんて絶対に手伝いたくない。と言うことから、どうしたらいいか考える。以前より書けるようにはなったと思うけど。。。
しかし母親が思ういい文章なんて書けないし、母親パスが起きないだろう。。


一回おばあちゃんに聞いてみたが、
誘ったことが母にさらっとバレてキレられたので、そそくさと逃げる。
1、2年とこの失態?そして今この状況を知った父親が興味を持つ。

と言うのも父親は本を書いたりしているので、父はもしかして、
自分が書いたらとんでもない大賞になるんじゃないかなんてまさかの発想。

わたし自身も読み、父も読み、なんとなくお互いの文章を完成させ、
父親がブラッシュアップ。
だがしかし、まさかの佳作で終わる。w w

冬休みの宿題の習字も、なんか上手く書けないし、よくわからないしで、
おばあちゃんに一回試し書きしてみて。なんて頼んだけど、
あっさりおばあちゃんの名前を書かれ、
はあー人生上手くいかないな、なんてことも。。たかが自由課題だけど。


それから、小4にして、少しは書けるようになった気がしたけど、
やっぱり、自由課題の全てが苦手だったな。
絵の才能もないのに、地元の美術館やら、歴史的建物に連れて行かれ、
絵を描いてこいと母から言われたものの、ぶっちゃけ微妙だったな。

どうして同じものを見てるのに、姉は上手に描けて、
わたしのこれは、なんの絵なんだろう。なんてことばっかりだったし。


そもそも、自分の小学校で自由課題している人なんて、ほぼいなかったし。
母は誰もやってないからていうのは関係ないと言われたな。

んー、ここから思えることは、母親のスパルタ的、何事も諦めるなという精神と、何事にも挑戦する気持ち、姿勢を教わった気がするけど、
あの読書感想文でもらった賞たちはさすがに正しくないよな、、、。
これはわたしのメダルだって言って、母親が貰ってたし。(まあその通りw)


ある意味、わたし以外家族みんな文学の才能あるじゃないかなんて思って
コンプレックスに感じつつも、
その後の自分の経験したことを作文にするので、何回か学校で選ばれたりしたってことは、大嫌いな読書感想文をどうにか挑戦し続けてよかったんだろう。と
ポジティブに捉えるようにしてるけど。。。
ここからだろうな、国語力がないと言うことに気づいたのは。
そしてその後も現代文に苦しめられとは。。。


今の子供達も読書感想文やっているのかな。。。
わたしのようにコンプレックスに感じないで、楽しんでほしいな。


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