お前は、俺を目指すな。お前は、十分素晴らしい階段を上っている。
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
サッカー漫画『アオアシ』は現在、Amazonプライムビデオで観ることができます。
とある回で、こんなシーンがありました。
Aチームの絶対的エースが、怪我から復帰する調整をBチームでやっている時のこと。
その選手が圧巻のプレーで得点して、主人公の青井が「おれ、あんたになりたい」と言った時の切り返しの一言に、キャリア構築のヒントがあると思ったので、このnoteを書いています。
「青井。お前は、俺を目指すな。お前は、十分素晴らしい階段を上っている。」
続けて、「他の選手に似ているから目指すのは俺じゃない」というニュアンスの言葉がありました。
タイプが違うから、見習うべきなのは他の選手だということ。
僕が今の会社に入ってから、いろんなメンバーから最も多く寄せられた悩みが、「今の自分が何をしたら良いのかがわからない」というもの。
この悩みに対する答えのヒントが、上記のシーンに隠されている気がしました。
「未来に進む自分がどんな市場を選定して価値を高めていくのか?」という話にも繋がってきます。
自分が目指す未来がどんな市場なのかを見定めたら(最初は仮説で良い)、その市場を知っていく段階に入ります。
そこで大切なのは、「自分はどんなタイプの人間なのか?」を見極めること。
同じ市場で同じ仕事をしていても、タイプが異なれば、チームや組織、周囲に与える影響は異なります。
自身のタイプを存分に発揮することが自身の価値を最大化することに繋がるので、タイプを磨くというのはとても大切。
タイプによって努力の仕方が変わってくるわけなので、自分のタイプを知ることは、未来に向かう現在の歩みを有意義にすることに繋がります。
タイプを知るために、自分で自分のことを認識することも大切ですが、他者からの視点を聞いたり、検査結果を用いることを推奨しています。
そのために、越境を通して今までになかった視点を集めてみるといいかもしれません。
盲目にならずに、客観的な視点を取り入れるからこそ、新しい自分や本当の自分に気付けます。
そして、具体と抽象の行き来をしながら、自分の経験を未来の自分に繋げていきましょう。
キャリアに悩んでいる人の多くは、「自分はこれしかやってないから、これからもこれしかできない」と思っています。
その固定概念から自身を切り離すためには、具体と抽象の行き来をしていくしかありません。
最後に、特にオススメな方法を紹介します。
信頼して尊敬する人を見つけて、その人の声に耳を傾けて自分と向き合うことです。
「この人が言ってるからやってみよう」というのが、人が動く時のキッカケになりやすい・・・心当たりがある人の方が多いと思います。
身近にいる人でもいいし、著名人でもいい。
身近にいる人であれば、定期的に話して伴走してもらうのがいいでしょう。
著名人の場合は、その人の記事や本や動画を参考にしながら自分と向き合い、自己変革を起こしていくんです。
自分のタイプを理解して、自分が価値提供できる領域を見つけていく。
こっちに行ってたら花開いたのに、あっちに行ったから花開かなかった・・・こういう人はたくさんいるんだろうなと思います。
それは、管理職やメンターなど、導く側にも責任はあります。←「どんな上司になるか、そんなの運だよ」というのは、配属ガチャという言葉で表現されることもあります。
ただ、管理職やメンターに自分のキャリアが左右されるなんてもったいないので、「自分で自分の人生は切り拓く」という意識を持ってほしいです。
そのためにも、自分と向き合う術をたくさん持っておくと、選択肢が広がったりします。
自分が目指すべき未来を見据えることができるように、いろんな視点を持ちながら自分と向き合ってください。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。