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不安と向き合うことで心をラクにする

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

不安だと、自分らしくあれないことが多いはず。

不安がある中でも、自分らしさを発揮しようとしてる人もいるし、自分らしくあろうとする人もいますけど、多くの人は不安に自分らしさを奪われてしまうはずです。

不安を感じたらやる気が出る場合もありますが、それは「自分が目指してるのはここだ」と明確にビジョン設定ができていて、目の前の不安をクリアしたら、そのビジョンに近づくと信じられている人なので、それも多くはない。

不安を感じることで、仕事のパフォーマンスが落ちるというのは、脳科学的にも証明されているようです(後の引用部分を参考)。

結果的な、心理的安全性が低くなり、従業員満足度も低くなり、個人にとっても組織にとっても良くない連鎖が起きていきます。

「学ぶ人が少ない」と言って、学ぶ人が増えるように、学ぶための施策を導入したり、研修制度を整える企業が増えてきてますけど、気にすべきは、そのようなハード面だけでなく、個人の心の状態(ソフト面)なのかなと思います。

学ぶ人を増やしたいなら、働いている人の不安を少しでも取り除こうとしたり、心理的安全性を少しでも高めようとしたり、そういうことをやるべきです。

不安が取り除かれて、心理的安全性が高まっていけば、学ぶ人は勝手に増えますよ、きっと。

「なんで自分はこの組織でこれをやっているのか?」という問いへの答えが明確になった上で、ここにいる意味を自分事にできている人は、組織理解も自己理解も深まっていて、自分が成果を出すことの意味を理解しています。

その人が学ぶ意欲を持ち、自分の成果を最大化させようと思うなら、結果的に組織の成果に繋がりますよね。

だから、組織側からわざわざ「これを学びなさい」なんてことを言う必要性もなくなる。

組織から求められていることを理解して、それを自分のキャリアビジョンともすり合わせていて、「組織から求められていることを全うしたら自分のためにもなるし組織のためにもなる」という意識を持てているはずだから。

不安を取り除くには何をするか?・・・自分でやれることを徹底的にやりましょう。

不安を取り除くために、周りや環境にばかり期待して自分では何も変化を起こさない・・・これでは、何も進まないと思います。

何かに不安を感じているなら、その不安と向き合ってみましょう。

「この不安はなぜ生まれているのか?」
「そもそもなんで自分はここにいるのか?」
「どこに向かっているのか?」
これらの問いを自分に立てることで、不安と正面から向き合うことができます。

不安があるということは、「なんで自分はここにいるのか?」という根本的な問いに立ち返るチャンスです。

誰かに縛られているわけじゃないから、自分の意志に立ち返って、前に進んでいきましょう。

『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』という本には、以下の内容が書かれていました。

不安は学習を妨げる。神経科学の研究によれば、不安のせいで生理的資源が費され、ワーキングメモリ(作業記憶)の管理や新情報の処理をする脳領域に資源が届かなくなるという。そのせいで分析的思考、創造的考察、問題解決ができなくなる。不安を感じている人が最高の仕事をしにくくなる所以である。結果として、人が感じる心理的安全性が、学習行動(情報を共有する、支援を求める、試す、など)に対する積極性を強力に決定することになる。心理的安全性は、従業員満足度にも影響する。
心理的安全性とは、支援を求めたりミスを認めたりして対人関係のリスクを取っても、公式、非公式を問わず制裁を受けるような結果にならないと肩じられることだ。心理的に安全な環境では、失敗しても支援を求めても、ほかの人たちが冷たい反応を示すことはない。それどころか、率直であることが許されているし期待されてもいるのだ。

心をラクにするキッカケ

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