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モヤモヤしてる就活生へ、仕事探しを楽しもう
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
就活をしてる中で、モヤモヤを感じている学生に読んでほしいです(あとは、転職を考えているけどモヤモヤしている方にも読んでほしいです)。
「仕事探しを楽しもう」と言われても、楽しめる状況じゃないと思う人の気持ちもわかります。
その緊張感は、僕も味わってきましたから。
「就活は目的じゃなくて手段である」というのはよく聞く話ですよね。
「確かにそうだ」と思う人は多いと思います。
ただ、そこから一歩踏み込んで、「じゃあ自分の目的はなにで、そのためのどんな手段として就活が存在しているのか?」ということを言語化できる人は少ないです。
だから、「就活は目的じゃない、仕事探しを前向きに楽しんだ方が良い・・・、そんなのは頭ではわかっている。だけど・・・」という状態になっているんです。
目的の設定と、その手段として就活がどんな立ち位置にいるのかは、誰も決めてくれません。
自分で決めるしかないので、それを自分の中で明確にしてしまえばいいんです。
仕事探しをする前提として、「就活はどんな目的でやるのか?」を考えてみましょう。
その上で、どんな仕事に就くのかを考えていきます。
採用の仕事をやっていると、『優秀な』というキーワードをよく耳にします。
社内でもよく問いを立てます、「そもそも優秀ってなに?」とか「そもそも頭が良いとかってなに?」と。
『優秀』というのは、「とある基準に対して」という前提がないと議論にならないので、何の基準も示さずに「なぜ優秀だと判断したのか?」という根拠も示さないで『優秀』というキーワードを使っている人がいると違和感を感じます。
「入った大学で将来が決まる」と言う人もいまだにいます。
果たしてそうでしょうか。
そもそも、「将来が決まる」というのは不思議な言葉ですよね。
「決まる」ってなんでしょう。
日本には約17,000種類もの職種があるとのこと。
とてつもない数ですね・・・(以下の記事より)。
「この仕事をやりたい!」
「この仕事に挑戦したい!」
こういった気持ちから仕事を絞り込む場合もある(パターン❶)。
「この仕事ができるかもしれない」
「この仕事が向いてるかもしれない」
こういった状態から仕事を絞り込む場合もある(パターン❷)。
パターン❶とパターン❷が重なっていけば、仕事の楽しみは増していくと思うので、すぐには見つけられなくても、長期的には❶と❷が重なる仕事を見つけていってほしいなと思います(そこに使命感が重なっていくとなお良し)。
焦らなくて大丈夫です。
学生の就職活動に目を向けると、焦っている人が多いなぁと感じます。
焦る人というのは、『やりたい仕事』を見つけようとしているパターンか、『できる仕事』の見つけ方がわからないというパターンなのかなと思っています。
『やりたい仕事』を見つけようとしている学生に対しては、「やりたい仕事は後から見つかるもの(決めるもの)だから、見つけて今の段階で決める必要はないよ」と伝えています。
もし、今の段階から「これがやりたい」という仕事が見つかり、時間とお金を投資できるのであれば、その仕事を追求することにチャレンジしても良いですが、このタイミングで「改めて4年間学ぼう」とはなりにくいですよね。
なので、まずは『できる仕事(できそうな仕事)』に視点を当ててみて、これまでの自分を振り返りましょう。
振り返り方としては、「事実を棚卸してから、その事実に意味付け(主観の整理)をしていく」という順序です。
🔶過去に何をやってきたのか?
🔶どんな成果を出してきたか?
🔶やってきたことを通して何を学んできたか、何ができるようになったか?
🔶やってきたことは将来の何に繋がると思っているか?
これらの問いに対して、自分なりの答えを考えていきましょう。
よくある良くないパターンは、事実を話してるのか主観を話してるのかがわからなくなっていて、何を伝えたいのかがわからないパターンです。
そうならないためにも、事実と主観を切り分けながら、未来を見据えてこれまでの自分を意味付けしていくことが大切です。
意味付けをする際には、未来のビジョンが必要なので、過去だけではなくて未来を見据えた自己分析をやっていきましょう。
『自己分析』って過去の自分を振り返るだけだと思っている人もいますが、時間軸としては『過去・現在・未来』という3つの時間軸で自分を捉える必要がありますからね。
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最後に伝えたいのは、「仕事探しを楽しもう」ということ。
世の中には、本当にたくさんの仕事があります。
だから、最初から自分に合った仕事を探そうとする必要なんてありません。
というか、最初から自分に合った仕事を見つけるなんて、できるのかな?って感じです。
大切にしてほしいのは、「仕事を通して自分の能力を開花させていこう、開発させていこう、自分に合う仕事を見つけていこう」という意識です。
仕事を通して気づく『新しい自分の姿』があるはずなので、その発見を楽しみにしながら仕事探しをしてみてください。
仕事って、本当に奥深いです。
自分の人生にマイナスな影響を与える可能性もあれば、プラスの影響を与える可能性もあります。
全ては、自分の意識次第です。
仕事を楽しむことはできますけど、絶対に楽しむ必要があるかというと、そんなことはありません。
仕事を自分の人生を豊かにする手段にしていければ、それだけでいいです。
仕事で良くないストレスを感じている人が5人に3人いると言われているのと、熱意を持って仕事をしているのは5%ほどと言われている世の中なので(日本の話)、どんよりしながらグチグチ言ってる人に巻き込まれないようにしましょうね。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。