見出し画像

察知力を高めて自己成長を加速させる

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

自分が今、何をするべきなのか?

環境のせいにしたり、周りの人のせいにしたり、そんな暇があるなら、自分のあり方と向き合おう。

環境のせいにしたり、周りの人のせいにするなら、自分がそこから出ていけばいいだけ。

出ていかないという選択をしたなら、自分がやるべきことを考えて、自分に集中しよう。

「こんなに頑張ってるのに評価されない」と永遠に言ってる人は、多くの組織でいるはず。

「自分では頑張ってると自覚してるのに評価されない」という状況なのだとしたら、その状況に対して、何か行動を起こさないといけない。

評価されないということは、「求められていることをやってない」ということだから、評価者や組織が自分に何を期待しているのかを知りにいって、それに対して自らが何かしらの変化を起こさなければ、「自分では頑張ってると自覚してるのに評価されない」という状況は変わらないですよね。

あとは、「自分では頑張ってると自覚してるのに評価されないんだったら、別にその組織にこだわらなくていいんじゃん?」っていう考え方もあります。

原因をどこに置くかで、行動が変わりますから、そこは自分と向き合って、「自分が今、何をするべきなのか?」を考えましょう。

以下のnoteでも紹介した『元サッカー日本代表の中村俊輔さん』の本を、このnoteでは紹介します。

『察知力』というタイトルの本ですが、「自分が今、何をするべきなのか?」を考える上で、ヒントになるような内容が書かれています。

『察知力』という言葉の定義について、このように書かれています。

察知力というのは、人が成長するためには欠かせない力であり、目標を達成したい、願いを叶えたいと思うなら、磨くべき重要な力だと思う。それはサッカー選手だから、アスリートだからというのではなくて、あらゆる仕事をしている人に当てはまるはず。
思うようにいかないことにぶち当たったとき、原因を察知する力。
◆上司から自分が求められていることを察知する力。
◆目標へ到達するためにやるべきことを察知する力。

周囲の変化を「察知」して、臨機応変に対応できれば、状況や環境は変わっていく。空気を読むというのは察知することであり、それは人を思いやり、他人の気持ちを感じる力でもあると思う。

引用:察知力

組織で働くということは、何かしらの役割を組織から与えられるということ。

どんな役割を担うか、どんな目標を掲げるかなど、何もかもを自分で決められるわけではない。

また、組織においては、経営陣やリーダー・マネージャーや管理職が変わることもあるはず。

そういう人事異動に関しては、個人がコントロールできることではない。

だからこそ、何が求められているのかを知らないといけないし、求められてることに対して「何ができて何ができないのか?」を自分で整理しなければならない。

できてることがあるならアピールすればいいし、できてないことがあるならできるようになる努力をすればいい。

「上がまた変わったよ」
「自分は理解されてない」
「何もわかってない」
などなど、ブーブー言ってないで、自分でチャンスを掴みにいかないと、自分が成長する機会を失います。

監督に不満を抱くのでなく、自分に何が足りないかを察知する
たとえば監督のサッカーでは、自分が従来持っているプレースタイルを発揮できないとしても、僕は試合に出たいと思う。
なかには、「監督のスタイルと僕は合わないから」と、移籍を選択する選手がいるかもしれない。それもひとつの選択肢だし、選手の考え方だから、否定はしない。
ただ、僕は挑戦したいと考える。
「俺だって、守備はできるよ」という気持ちがあっても、監督にそれを理解させることができていなかったから、「守備的な試合では使えない」と監督が判断したということだ。
その現実を受け入れたうえで、守備もできるということを監督に証明しなくちゃいけない。
足りない箇所を伸ばしていく作業をしなければならない。僕はそう考える。
監督の認識を変えることができれば、僕の引き出しも増えたということになる。たとえ認識が変わらなかったとしても、努力したことは無駄にはならない。
慣れないポジションで起用されたときは、監督がなぜ自分をそこへ起用したのかを察知し、そのうえで、そのポジションを自分の色に染める。
監督の要求を察知し、自分の特性を活かすことを考える。そのためにも自分を知っておくことは大事だ。自分ができること、できないことを。

引用:察知力

組織から役割や目標を与えられるということは、何かしらの期待をされているということだから、まずはそれを知りましょう。

そして、「なぜ自分はこの役割を与えられたのか?」ということを理解して、自分がやるべきことを考えましょう。

その役割を与えてくれた背景に、与えた人なりの意図があるはずなので、それを知ることも大切です。

それは、その役割を与えてくれた人自身を知ることにも繋がります。

「この人は組織としてどういうゴールを掲げていて、どういう道筋でそのゴールに到達しようとしていて、その要素としてこういうことがあって、だから自分はこの役割を担うことになったのか、なるほど・・・」と考えることで、「自分が今、何をするべきなのか?」という問いの答えが見えてくるはずです。

「媚を売ることですか?」と言う人もいますけど、媚を売って気に入られることが目的じゃないです。

あくまでも、自分がこの環境で実現したいことを実現するための手段として、組織を理解したり、自分に役割を与えてくれた人のことを理解するんです。

求められていることを確実にやり、それ以上のことをやっていけば、自ずと評価は上がるはず。

評価されて認められれば、組織の中の重要な存在として位置付けてくれて、より成長の機会が与えられるはずだし、自分の色を出しやすい状況にもなるはず。

結果的にそれは、自分の働きやすさや働きがいにも反映するし、生きやすさや生きがいにも反映して、高いパフォーマンスを常に出し続けることにも繋がります。

自分のパフォーマンスが常に高いレベルにあれば、周りにも良い影響を与えられるし、組織が一体となって、組織が掲げるゴールにも近づいていくでしょう。

監督の要求に応えられるよう、監督を知り、準備をすることを“媚を売る”と感じる人もいるかもしれない。でも、それは、試合に出るためのひとつの手段でしかない。
僕は、自分のスタイルを捨てて、監督のサッカースタイルに迎合しようとしているわけじゃない。監督が目指すサッカーのなかで、自分を活かすための作業の一環として、監督の要求を知り、サッカーを理解しようと努めているだけだ。
監督の戦術に合わせながら、どんなポジションでも、自分の色を出してプレーし続ける。
これは一生変わらない、僕のスタイルだ。
監督に認められるというのは、評価を得るということ。

たとえば、サラリーマンが仕事を言い渡される。今日中にやればいい仕事だったとしても、それを午前中、締め切りよりも早く終わらせ、午後には次の仕事に取りかかることができれば、それだけで評価を得ることもできるはず。もちろん、正確に早くやることが前提だが。
言われたことを言われたままにやっていただけでは、評価にはつながらない。
僕が監督をびっくりさせたいというのは、それに近い感覚だと思う。

引用:察知力

日本を代表するサッカー選手の一人ですが、サッカー人生の中で大きな挫折を経験しているからこそ、「自分の色を大切にしながらチームとしてどう勝つか?」を徹底的に考えられるようになったんだと、この本を読んで理解しました。

最初の引用部分に記載した「察知力というのは、人が成長するためには欠かせない力であり、目標を達成したい、願いを叶えたいと思うなら、磨くべき重要な力だと思う。それはサッカー選手だから、アスリートだからというのではなくて、あらゆる仕事をしている人に当てはまるはず。」という部分は、本当にそう思います。

人は誰しも、いつになっても「成長したい」と心の中では思っているはず。

だけど、いろんな経験をしていく中で、「自分は成長できない」という変なしがらみで自分を包み込んでしまい、「どーせ無理」「別にいい」というネガティブな言葉を発して、自分の成長機会を自らが断ち切ってしまう。

それはきっと、察知力の不足が原因の一つだと思います。

「周囲の変化を察知して、臨機応変に対応できれば、状況や環境は変わっていく。空気を読むというのは察知することであり、それは人を思いやり、他人の気持ちを感じる力でもあると思う。」・・・自分と向き合い、相手と向き合う。

これは、意識してやっていかないと、勝手に高まる能力じゃないです。

いろんなことを察知できれば、自分のペースに持っていくことができるかもしれない・・・そうすれば、間違いなく自分の心はラクになります。

『察知力』・・・ぜひキャッチアップして、高める努力をしてみてください。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。
※少しでも多くの人に『心をラクにするキッカケ』を得てほしいと思っているので、毎日noteを更新しています。

日々、Xでもつぶやいていますので、こちらも覗いていただけると嬉しいです。

このnoteでは、Amazonアソシエイトを利用しています。
※ワークライフハックをテーマにnoteを書く中で、心をラクにするためにオススメできるものを紹介していきます。

いいなと思ったら応援しよう!