キャリア研修、受講者の声『キャリア(人生)について考える意義』
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
1週間に1回のペースで1年間、社内向けにキャリア研修を実施したことがあります。
「キャリア(人生)について考えてほしい」と伝え続けていたので、考えるキッカケとなるように始めました。
参加者が0人だとしても、いつでも誰でも気軽にインプットできるように、研修をレコーディングして社内にアーカイブ動画として展開していました。
その動画は今でも閲覧できる状態になっています。
実施してきた内容はこちらです。
自己肯定感・効力感と幸福度
自己認識とメンタルヘルス
役割認識と目標設定
この環境に居ると決めているのは自分自身
会社というフィールドを自分の成長に活かす
ブレない自分は気持ちをラクにする
現在の自分を知ろう
人生ビジョンと仕事ビジョン
過去の自分は未来へ向かう現在の自分を正当化する存在
全ての言動の背景には価値観がある
ライフ・スパンとライフ・ロールの視点を持って今やるべきことを明確に
【番外編】キャリアに関する相談会
予期せぬ出来事でも学習の機会に転換する『計画された偶発性』
不確実な未来を積極的に柔軟に捉える『積極的不確実性』
理想の生き方をする為に今の自分は何をどう積み重ねるのか?
『Will/Can/Must』の意識を持って深掘り領域を決める
仕事が順調な時こそ自分のキャリアと向き合うべき
『エンプロイアビリティ』で自己肯定感と自己効力感を高める
成功循環モデルと心理的安全性
アンコンシャス・バイアスがキャリア構築を邪魔する?
成長の4つのステップ
具体と抽象の行き来がキャリア構築の手助けになる
学校教育で学んだ自立力と自律力(全容の説明編)
学校教育で学んだ自立力と自律力(基礎的・汎用的能力編)
学校教育で学んだ自立力と自律力(論理的思考力と創造力編)
学校教育で学んだ自立力と自律力(意欲・態度及び価値観編)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(ストレスとは)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(職業生活上のストレッサー)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(ストレス症状)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(ストレスマネジメント)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(メンタルヘルスの基礎知識)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(精神障害の基礎知識)
ストレスマネジメントとメンタルヘルス(職場における心の健康づくり)
好奇心が学びを促進する
働く理由を一緒に考えてみよう
仕事と自分のマッチ・ミスマッチ状態
決意がない人と決意がある人の違い
心理的安全性は自分で高められる
『いま、決める力』で心を鍛える
自分のアイデンティティとは?
『できない自分』からの脱出方法
自分の本心と向き合う
おっしーのキャリア説明「なぜこの会社に転職したか?」
おっしーのキャリア説明「どのようなキャリアを歩んできたか?」
おっしーのキャリア説明「持つべきだと思っている仕事観は?」
おっしーのキャリア説明「これからのキャリア設計は?」
ジョブ・クラフティングを学ぼう
FFS理論で自己理解を深めよう
『未来人材ビジョン』から世の中を知ろう
アウトソーシングビジネスの未来を一緒に考えたい
自社の未来を一緒に考えたい
キャリア研修を1年間やってみて考えたこと
実際に参加してくれたメンバーからは、このような声をもらいました。
参加したみんなが、何かしらの気づきを得てくれています。
主体的に参加してくれている証拠でもあります。
今が大丈夫でも、キャリアについて考えるタイミングは、いずれ必ず訪れます。
その時に、自分はどんな行動を起こすのか、冷静な判断はできるのか、考える余裕があるのか・・・、ということを考えてみてほしいです。
仮に今、自分の心に余裕があるなら、今のうちに自分のこれからの人生について考えてみませんか?
自分の人生を豊かにしていくために、自分が主体的に自分のキャリア(人生)について考えることの意義は大きいです。
キャリアという切り口の分野は、全ての人にとっていずれ何かの役に立つので、学んで損なことはないと思っています。
「こんなことを学んでも意味はない」ではなくて、「何かしらの活かし方があるだろ」「いつか役立つ時が来るだろう」というスタンスで、好奇心を持ってキャリアについて学んでほしい。
そのためのキッカケを与えていきます。
1つのキッカケとして、「働く理由は?」という問いがあります。
僕は幸いなことに、仕事がつらくてしんどいものだという認識を持たずに生きてきました。
僕の周りに居てくれた大人(親を含めて)には、とても感謝しています。
僕は、「時が来たら働き始める」と思い、学生生活を過ごしていました。
大学3年生の頃には、就活をするかしないか論争が周りでは巻き起こっていましたけど、僕の場合は大学院に行くことを高校1年生から決めていたので、迷うことなく大学院に進むことを選択。
大学院に行く人でも、「まだ就活をしたくないから」という理由で進学を選ぶ人もちらほら(「就活に失敗したから」という理由の人もいましたけど)。
その時にも思っていましたが、『働く』ってそんなに苦痛なことなんでしょうか?
面接でも、「働き始めてつらいと感じたことを教えてください」と質問をもらうことがあります。
うーん、ないです、本当に。
「あえて言うならこれがつらいってことなのかな・・・」という感じで絞り出すこともできますが、働くことに対して「つらい」と思ったことはありません。
未来に向かって生きていて、理想の人生を送るためには自分の成長が必要で、有形・無形の資産を構築していくことが大切なんですよね。
だとしたら、仕事というのは自分の人生を良くするための手段の1つであり、その仕事の時間を自分にとってプラスに持っていかなければ、何のために仕事をしているのかがわからなくなります。
なぜこのような考え方に至るようになったのか。
それは、繰り返しますけど、僕の周りに居る社会人が、「仕事はつらいものだ」という考えを持っていなかったからだと思います。
仕事に対するマイナスなイメージがないまま、就活を迎えられたことは僕としては大きくて、就活で初めて『仕事に対してイキイキしていない人』を見たかもしれません(それまでの人生でもそういう人は居たんでしょうけど、僕の視野には入ってきていませんでした)。
家族・親族、親戚、小・中・高・大というそれぞれの学校の先生、部活やクラブや習い事の指導者など、僕が育ってきた中で関わってきた社会人はみんな、今思うと、人生を自分なりに楽しんでいるように感じます(たぶん、人生を楽しんでない人は記憶から消えてるだけですけど)。
僕の記憶に残っている人は、みんなその人なりに目的を持って仕事と向き合ってたんだろうな。
例えば、「わかりにくい授業するなぁ」と当時の僕が感じていた先生でも、今思い出すと「自分の世界を持ってたなぁ」と感じます。
プロとして仕事を追求して探求していたからこそ、あんな授業ができたんだよなって。
このキャリアに対する感覚を持ちながら、あの授業をまた受けてみたいです。
さて・・・
あなたが働く目的はなんですかね。
考えてみましょう。
🔶どんなことを考えて仕事をしてますか?
🔶仕事を始める時にはどんな気持ちになりますか?
🔶仕事を終えた時にはどんな気持ちになりますか?
🔶仕事のことを考えている時はどんな気持ちになりますか?
自分にとってプラスの答えが出るなら、そのまま進んでいきましょう(もっと自分を成長させていきましょう)。
自分にとってマイナスの答えが出るなら、何かを変化させましょう。
マイナスを生むために仕事をしている訳じゃないはずですし、これからもマイナスを生み続けるのだとしたら、いつか身体がもたなくなります。
そして、働く理由というのは、働き続けていく中で変化するものだということを理解しておきましょう。
入社時に掲げるものと働き始めて掲げるものは違うでしょうし、ライフステージやライフロールの変化に伴って、働くことで優先的に得たい報酬が変化するはずなので。
なので、働く理由の優先度も変化します。
また、働く理由は1つではなくいくつかの理由があるはずなので、この視点も忘れずに、働く理由を考えてみましょう。
『ここで働く理由』についても触れていきます。
働く場所は自分で選べる時代です。
どこで働くかを決める時に必要なのは、自分のことを理解することにプラスして、所属する組織のことを理解することです。
この時、順番を間違えてはいけません。
まずは自分のことを理解して、働く理由を明確にします。
その上で、その理由を満たすことのできる組織を探します。
探すと言っても、すでに組織の中で働いている人もいるはずなので、「この組織で働くことが自分にとって良いことなのか?」という問いについて、自分なりの答えが出るように考えてみましょう。
キャリアについては、いろんな切り口で考えることができますので、僕自身もいろんな切り口で発信していきます。
何が誰のキッカケになるかなんてわかりませんから。
少しでも多くの人が自身のキャリアについて考えるようになったら、全体で見ればちょっとだけ、世の中の幸福度が上がると思います。
ただそれは、個人で見れば大きなこと。
幸福度の低かった人が、幸福を感じられるようになる(幸福度は自分で高められると気づく)ということなので、。
そうなれば、心がラクな人が増えていきます。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。