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親の姿を見て育つ子供
心をラクにするワークライフハック
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。
今回の内容
小学3年生頃だったと記憶してますが、母親の愛を感じたことがありました(母からしたら、常に愛を注いで育ててくれてたと思いますけど)。
お盆のタイミングで父親の実家に遊びに行き、夜ご飯を食べて、お風呂に入って寝ていたら、急に気持ち悪くなって、トイレまで行けずに途中の廊下で嘔吐してしまいました。
今でも覚えています・・・夜ご飯はトンカツやエビフライなどの揚げ物で、僕を含めた子供達(兄妹や従兄弟達)はテンション高く、お腹いっぱいになるまで食べていました。
特に僕は、めちゃくちゃお腹が空いていたので、爆食いした記憶があります・・・その後に嘔吐することなんて想像もしてませんでした。
胃から逆流する物を精一杯に口の中にとどめようとしましたが、無理でした・・・「マズい」と思いながら、廊下に戻すしか方法はありませんでした。
すぐに「吐いちゃった」と叫び、母親が駆けつけてくれました。
父親と兄妹は既に眠りについていましたが、母親は食器の片付けをしており、そろそろお風呂に入るくらいのタイミングだったと思います。
嘔吐した僕を責めることなく、「吐いちゃったか、たくさん食べたもんね」と言い、掃除を始めました。
しばらく僕は呆然としており、その場に立ち尽くしていました。
すると母親は、「最近この廊下は掃除されてなかったから、綺麗にできてちょうどよかったね」と言い、続けて「もう大丈夫だから、寝なさい」と言いました。
その時の僕の感情がどうだったか、記憶は定かではないですけど、「ごめんなさい」と強く思ったのは覚えています。
その後、母親の言う通りに布団に入り、ムカムカした状態から脱したおかげで、すぐに眠りにつきました。
少し経ってから目が覚めたら、母親は掃除を終え、お風呂から上がり、髪を乾かしていました。
「廊下、綺麗になったよ」と僕に言い、その言葉に安心したのか、その後は起きることなく朝までぐっすり寝ました。
この話は、30代後半になった今でも映像としてハッキリ覚えています。
僕も親になって、子供が嘔吐するとか漏らしちゃうとか、そういうシーンに遭遇することは多々あります。
その時に、「やってしまった」とか「マズい」という子供の気持ちが痛いほどわかるので、「何やってんだよ」とか「やめてよ」とか「いい加減にしてよ」とか、そういう言葉を言わず(言わないと意識しなくてもそんな言葉は出てきません)、「大丈夫だよ」と言って安心させようとしています。
子供だって、嘔吐したくてしてるわけじゃないし、お漏らししたくてしてるわけじゃないから、やってしまった状況を冷静に受け止めて、まずは「大丈夫だよ」と言い、落ち着いてから一緒に原因を考えて、「同じことが起こらないように一緒に対策しようか」と言います。
嘔吐したりお漏らししたり、自分でも「汚いな」って思うことも、親は包み込んでくれる・・・「なんでなんだろう」と思っていましたけど、自分が親になってわかりました。
「汚い」なんて一切思わないし、「そういう体験を通して成長していくんだ」と思えるから、むしろ嬉しい気持ちになるというか。
だから、失敗した時や「やってしまった」と思うことをやった時でも、「こんなことになってしまったよパパ」と気軽に言ってくれるような関係性にならないといけません。
「やってしまった」と思って、「言ったら怒られるから言わないようにしよう」と隠させてしまったら、それは子供にとってストレスになるし、失敗やミスを恐れて怯えながら生きる人になってしまうかもしれない・・・それはよくないから。
失敗してもいい、ミスしてもいい、大切なのは、「同じことを繰り返さないようにはどうするか?」を自分で考えて、自分なりに改善行動を起こすこと。
改善行動を起こしても、同じような失敗をするかもしれないけど、そしたらまた、改善行動を起こせばいい。
「これをこうしたら必ずこうなる」なんてことはないんだから、実験していくしかないんです(僕がいつも失敗ばかりしてるから、自分への戒めとして)。
子育ては僕にとって、「自分が親にどう育ててもらったか?」を省みる機会でもあります。
残念なことに、小学校低学年までの記憶ってほとんどないので、親がどんな言葉をかけてくれたとか、どんな接し方をしてくれたとか、記憶として思い出すことはできないけど、子供と接している自分を省みて、「こんな言葉をかけてくれたんだろうな、こんな接し方をしてくれたんだろうな」と想像することはできます(きっとそんなに外れてない)。
幼少期の記憶はほとんどなくても、自分の人格や性格、理念や不変的な価値観に親からの教えがすり込まれているはずなので、自分が大切にしていることから過去を思い出していくと、突然「そういえば」という思い出しがあるかもしれない。
今の自分は過去の自分の積み重ねなので、これまでの全ての体験が今の自分にとっては財産なんです(1つでも何かが欠けたら、今の自分はいない)。
今の自分を大切にするということは、過去を大切にするということ。
「こんな人生を送りたい」という理想があるなら、その理想に向かって日々を過ごしましょう。
その理想を掲げている今の自分は、これまでの自分があるから存在しているので、未来を大切にするということは今の自分を大切にすることであり、過去を大切にするということ。
時間軸は1つなので、過去の自分も今の自分も未来の自分も、全て同じ存在なんです。
自分を大切にしましょう。
同時に、自分に関わってくれた人に感謝しましょう。
自分に関わってくれた人のおかげで、今の自分が存在しているので。
心をラクにするキッカケ
今回も、読んでいただきありがとうございました。
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就活時代にも社会人になってからも、仕事で疲弊している人と出会ってきました。せっかく仕事をするなら、自分なりの小技(精神的・技術的)を身に付けつつ、仕事でラクすることを考えていけば、毎日を緩く楽しく過ごせるようになります。『ワークライフハック』という言葉を掲げ、発信していきます。
— おっしー|worklifehack (@worklifehack) January 29, 2024