デイリー・サントリーニ(お土産と日常)
旅のお土産で、毎日使っているものはありますか?
人生の中でたくさんのお土産グッズをあちらこちらで買っているはずですが、よくよく考えると日々の生活で使っているものって限られています。
学生の頃は、地域限定のカトちゃんキーホルダーやスタバのタンブラーやマグにハマったりしたものですが、最終的には使わないで押し入れにしまうこともあるため、最近ではなるべく買わず、その旅の思い出はモノではなく、自分が見るもの、食べるもの、感じるもの、とどのつまり、体験に重きを置くようになりました。
前置きが長くなりましたが、
我が家でも、長年愛用しているお土産があります。
それは、ギリシアのサントリーニ島で買った、日めくりカレンダーです。(白と青の建物が印象的なギリシアの島です。)
デザインは、ザ・サントリーニと呼べるような青と白の建物のデザインです。(風車の風車は実は回るところも気に入っています)サントリーニ島を散歩していて、お土産屋さんで一目惚れして買いました。
同じデザインでも形が微妙に違う3つのカレンダーから、パッと閃いてこのカレンダーを購入しました。
朝起きたら日付サイコロを変え、月が変われば複数月が書かれている棒カレンダーを変えるだけのものですが、毎日変えていても飽きないのです。
愛着が湧くものは、どれだけ時間を一緒に過ごしたかという事実と深く関わっていると思います。このカレンダーとは毎日顔合わせ、せっせと日付を変えている付き合いです。
人間関係はもちろん、モノとの関係性も、どれだけの時間を過ごしたかによるのではないのか。手間をかけないで済むことが多い現代だからこそ、こんな手間がかかる些細なことが、なぜか妙に愛おしく思ったりします。