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成功に価値はない?
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知人に勧められて、ある本を読みました。
それは実業家、執筆家である執行草舟さんの「成功には価値はない!」という本です。
内容はいわゆる、ビジネスパーソンの悩みに答えるハウツー本のような内容ですが、数万冊の読書と体当たりの人生を歩まれた方の言葉には、含蓄があります。
いくつかの文章を引用してみたいと思います。
はめられようが、騙されようが、失敗しようが、それはすべて自分の責任。死ぬ気でやることに価値があるんだ。そう思って体当たりすれば、怖さは吹き飛ぶのではないでしょうか。
だんだんと社会で、会社で過ごしていると、同じ毎日の繰り返しが多くなります。
そして、どーでもいい人間関係や些細なことに怒りっぽくなったりもします。
そんなときに、この言葉を読むと、自分の責任を明確化することによって、自分で受け入れる覚悟があれば、不満を言う時間などないのかも思います。
私は経営学の本を一冊も読んだことがありませんが、それは、経営において重要なのは、「約束を守る」「嘘をつかない」「人の役に立つことに体当たりする」ことだと思っているからです。
マネジメント、ストラテジー、リレーションシップ。今の日本には外国語が溢れています。そして、外国語は本当の意味をぼやかし、わかった気にさせることが多いようにも思えます。
そんなときに、経営の本質を三つにまとめる執行さんの言葉には、よく考えさせられました。
全体として感じたことは、自分の人生に責任を取ると覚悟すること。これが、充実した人生を歩む第一歩のような気がするのです。