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『日本が世界で一番「貧しい国」である件について』を読んで。
こんにちは。デイリージラフです。11月も半分が終わり、少しずつ寒いと感じる日が増えてきました。もう少しで今年も終わりですね。
今日ご紹介する本は、『日本が世界一「貧しい」国である件について』という本。元国連機関で働き、今はイギリス在住の谷本さんが書いた本です。
この本は発売された当時から炎上していることで有名でした。が、実際本を読んでいると、はっとされる言葉が多くありました。
その中から、いくつか紹介したいと思います。
自分事にしたら?
会社がどんな酷い労働条件を要求しても、自分のことだとは思っていないから、何も言わないのです。いつも、誰かがどうにかしてくれることを待っている。 いつまでたっても残業が減らず、労働環境や住環境が悪化する一方なのは、つまり、「自分の責任」なんです。 自分の生活をよりよくしたければ、まず自分の問題を分析し、「どうしたら良いのか?」と自分の頭で考えることから始めないといけないのではないでしょう
日本人だから、ということはないでしょうが。自分の責任ということを認識したときから、自分の人生が始まる気がします。
日本人の最大の不幸について
自分で考えたり行動するための「道具」や「材料」は十分すぎるほどそろっているのに、今の日本の人の多くは、そのような「道具」や「材料」があることのありがたさが全くわかっていないようなのです。このように 恵まれた環境にある、ということがわかっていない ことが、日本の人達の最大の不幸
アメリカのアマゾンがすごい、アップルがすごい、Facebookが・・・
確かにすごいと思うのです。けれども、日本はすごく豊かになり、チャンスがある国ではあることには間違いない。そして、世界が驚く回復を第二次世界大戦後に見せた。この事実について、もう一度考えてみたい。
昭和8年(1933年)頃と思うのですが、歌舞伎座の上空付近から見下ろした銀座です。
— 戦前~戦後のレトロ写真 (@oldpicture1900) November 14, 2020
まだまだ高い建物が少なく車もそんなに走っていません。そんな中をお洒落な恰好した男女が歩いていた事でしょう。 pic.twitter.com/NldO1YQO2z
上記ツイートの写真の写るのは、銀座。いまの銀座を思うと、よくぞここまで発展したものか、と思う。
もちろん、経済的に豊かになることが幸せやかっこいい事とは限らない。
けれど、先人たちが紡いでくれた、バトンをきちんと見つめ、自分ができることを考え、行動し、次の世代に渡すこと。それって実はもう一度考えてみてもいいのではないだろうか?