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そのとき、そこだけ、それっきり。
先日石川県を訪れた時に、何度も海を眺めました。
普段パソコンの前に座って、パワポだとか、エクセルだとか、ワードだとか。
そんな画面の中の世界で過ごす時間が多い自分にとって、大自然の描く景色は、圧巻だった。
日ごろある些細なことなんて、海の広さに比べたらなんてことない。
文章で何度読んでも心では分からないことが、目の前の景色を通じて、理解できる。
海は本当にうつくしい。
何も求めず、ただそこにある。
そして、わたしたちに大切な水や食べ物を分け与えてくれる。
スーパーで並ぶ魚たちは、こんな大海原からやってきたのかと思うと、普段食べている焼き魚がいつもより妙に美味しく感じる。
美しさについて、本当に理解したかったら、美しさに触れるしかない。
それは人が描いたものかもしれない。それはただの景色かもしれない。
大切なのは、本物に触れて、心がふるえることだと思う。こころがふるえたら、その記憶は頭のなかに残る気がする。
旅をして、1人の時間があるときは、いつもより深い自分と話せることが多い。
当たり前のように惰性で暮らす日々の中で、旅はよいリマインダーになる。
世界の見方が、一度リセットされる。
あの岬でみた雲は、もう二度と見る事はない。自然が気まぐれに見せてくれた景色は、そのとき、そこだけのものだ。儚さと美しさは
重なりあうと常々思う。
二度と観られない、その瞬間の景色をみに、また近々旅に出たいと思う。
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