何が違う?ビデオカメラとミラーレス一眼カメラ。
映像を撮りたい。と思った時、どれを選択しますか?ビデオカメラ?ミラーレス一眼カメラ?それともスマホ?ゴープロやオズモポケットなどのアクションカメラ?今の時代はとても多くの選択肢があって悩んでしまう事ってあると思います。その中でも特に悩みやすいのはビデオカメラとミラーレス一眼カメラではないでしょうか。
一番の違いはボケとパンフォーカス
違いはいろいろあるのですが、私が考える一番の違いはボケとパンフォーカスです。カメラにおけるボケとはフォーカスの合っている部分以外はぼやっとにじんだ表現になっている部分のことです。これがあることで、フォーカスを合わせた部分が強調されたり、ぼやっとした感じでエモさを表現したりします。パンフォーカスとはその逆でどこか一部分にフォーカスを合わせるのではなく、全体にフォーカスを合わせる技法のことをいいます。パンフォーカスをつくることで、より写実的な(目でみたままのような)映像を作り出すことができます。
被写界深度をコントロールしやすいミラーレス一眼カメラ
被写界深度とはフォーカスが合っている部分と合っていない部分の境界線のことを指します。例えば、顔の目の部分以外は前も後ろもフォーカスがあっておらずボケの表現になっている映像・写真は被写界深度が浅いといいます。逆に全体にフォーカスが合っている映像・写真は被写界深度が深いといいます。ミラーレス一眼カメラはこの被写界深度を簡単に調整することができる機構がついており、反対にビデオカメラは全体にフォーカスが合うように調整してありますので、そういった機構はついていません。
人間の目は被写界深度が深い
人間の目は被写界深度が深いです。そのため、テレビで見るニュースでは目で見たままに表現するため、ボケがでないように被写界深度を深くセッティングしたレンズを使っています。映像報道用目的でミラーレス一眼カメラを使っている放送局はほぼないと思います。目でみたままの写実的な映像を撮影したい場合はビデオカメラを、インスタグラムなどで見かけるようなボケを使ったエモい表現をしたい場合はミラーレス一眼カメラを選ぶといいと思います。
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