【短歌】2024年10月中旬 題目指定作品
詠んだものと題目
題目:同窓会
・懐かしき思い出のなかチクチクと幼きころの棘はそのまま
題目:秘密
・本当のことを言うなら愛してるその言葉だけ言えないままで
題目:日曜日
・誰も居ぬ公園、ベンチに腰かけ見えない子らの声聴く日曜
題目:黃
・黄金色の思い出を砕いて少しずつ消費して生き存え
題目:ラーメン
・麺がのびるまで語り合ったころの情熱今も種火となりて
題目:煙
・立ち昇る煙眺めてそのまま一緒に空の旅へ出るつもり
題目:コンビニ
・深夜に飛び起きコンビニで酒とつまみ買うときあるけどあれなに
題目:裏
・たとえこころを裏返してもきれいに見えるそうなれるように生きる
題目:水
・魂を水に晒して丸洗い流せぬ濁りと共に生きる
題目:曇り
・曇り空のように優しくも明るすぎない穏やかなる毎日
雑感
つねにどこかしら体調、精神ともに悪く、私生活で個人的に嫌な意味での大事件があったり、私生活で個人的に善い意味での大事件があったり、怒涛の10月中旬。
短歌(というかわたしから発せられる文字や言葉)は変わらずそこにあって、わたしの状況などは関係なく日々は淡々と過ぎていくのです。
取り残されないように、振り落とされないように詠むべし、詠むべし。
そのうち趣味として始めたはずの短歌がいつのまにか逃避や自傷行為の類になってしまってなかろうかと勘ぐったりもして、調子が良い状態とは言えないですね。
悲しいかな、そんなときでも文字や言葉はわたしの内側からどこかへ行きたがっているのでした。
題目を出してくださる「単語で短歌」の紹介
上記のように毎日朝6時ごろに1単語、短歌のお題を出してくださっています。感謝。
これを見ているあなたもぜひ1日1詠、あたまの体操にいかがでしょうか。