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むかし書いた韓国コラム #663
7月18日の初伏、28日の中伏を過ぎた。来月7日は末伏だ。これら「三伏」の日は精のつくものを食べる習慣があり、昔は犬肉を食べていたが、最近では参鶏湯が主流のようだ。SNSでは多くの人が参鶏湯の写真を載せていた。
すっかり参鶏湯が主流になってしまった三伏の日だが、最近では鶏肉つながりということか、フライドチキンを食べる習慣が広まりつつある。しかし参鶏湯は高麗人参をはじめとする漢方食材が入っているので滋養食だろうが、揚げた鶏肉では滋養にどれだけ効果があるのやら…。
と思っていたが、夏の暑い日に冷たいビールを飲むにはチキンがうってつけだ。そういう意味では夏バテ解消に意外と効果的なのかもしれない。最近はガーリックソースのチキンなどもあり、スタミナ面の問題も解消されている。昼は参鶏湯、夜はチキンを楽しめば夏バテ対策はばっちりだ。食べ過ぎて翌朝には頭にとさかが生えているかもしれないが。
【解説】
参鶏湯は三伏の日に食べることが多いが、チキンは特にそういうことはなく、冬でも夏でも関係なく食べる。それだけ食べてれば三伏の日にわざわざ何かを食べなくても十分に精がついていると思うのだが。
(初出:The Daily Korea News 2014年7月30日号 note掲載に当たり解説を加筆しました。記事の内容は初出掲載当時のもので現在の状況とは異なる場合があります)