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デザイン×空間プロジェクトマネジメントについて

私は元デザイナーでした。
とても短命なデザイナー人生でしたが(笑)
そんな私がプロジェクトをマネジメントする上でデザイナーであったことの強みがあると感じています。

3つあります。

  • 完成イメージが描きやすい

  • デザイナーの視点で考えることができる

  • モノづくりが好き

完成イメージが描きやすい

これは元デザイナーだったおかげの特殊スキルかもしれないです。(ウソです)
素材を言われた時に何を思い浮かびますか?
例えばモルタル・・・・・・

グレーで冷たい、コンクリートジャングルなどが多い印象かもしれないです。
モルタルというワードからクールなもの、ミニマムな印象を受けます。
さらに有機的なものと組み合わせるとバランスが良い、シャープな印象を持ちながらどうやって温かみ(ぬくもり)を演出できるといいかな?と思考を巡らせます。
これはデザインの答え合わせではありません。

ひとつのキーワードに対してどこまで連想の幅を広げられるのか?

イメージを素早くどこまで巡らせていけるかという一人連想ゲームみたいだなと思っています。
これによってコミュニケーションがスムーズに進めやすくなります。

モルタルのカウンター

デザイナーの視点で考えることができる

決してデザイナーのようにデザインできますという話ではないです(苦笑)

私は社内外、様々な経験を積まれたデザイナーさんたちと仕事をしてきました。(CADに対応せず手書きにこだわり続けた方もいました。)
インハウスか外部デザイナーかは想像以上に大きな違いが出ます。

でも、皆さんに共通して言えるところは
こだわりが強いところです。

こだわりはとても重要なワードだと思います。
アイデンティティとも言い換えられるかもしれないですし、答えへ向けて突破していく力でもあると思います。
あえてこだわらないこともこだわりだというと迷宮入りです笑。

デザインする人が何をこだわるのか?

そこを注意してみますし中心に置いて考えるようにしています。一方でクライアントとの接点も重要です(もちろん)
ただ、クライアントが望むもの=ベストな選択ではないこともあります。

客観的な視点で判断することがPMとしての大切な役割です。

まれにプロジェクトを進めている中でデザイナーの視点が置き去りになるケースも発生します。
コストや納期など制約が強い時は特に。

デザインは課題解決の手法だといえます。
でも本当の力はイノベーションを起こし社会をより豊かにすることだと思います。
少し、大きな話になりましたが人の心を動かす新しい価値を生み出すにはデザインの力は不可欠だといえます。

図で表現するとユーザーが特別だと感じるもの。
でも、一般的ではないから辿り着きにくいポイントを見つけ出す。
デザイナーはそんな視点を持っているのです。

デザイナー視点図

モノづくりが好き

これは当然と言えばそれまでかもしれないです。

デザインを行う役割ではないですが
デザインやモノづくりが好きなのです。
責任外のことだからこそ言えることもあります笑

空間デザインをマネジメントする立場から提案・提供するものを自信を持ってオススメすることは大切なことです。

あくなき探求

先日、知り合いの経営者さんが主催する勉強会へお誘いしてもらいました。
テーマは”ビジネスにおけるデザインの再定義とそのマネジメントについて”
ざっくりというと“デザイン思考"です。

とてもとても難しいお話で懇親会ではみなさんも
難しい内容だった感想ばかり。
その時に感じたのがデザインをするという思考活動を今まで語り合うことが社会的になかったことが難しいものとする背景にあるのでは?

マネジメントは小さい頃からしつけなどを受けながら経験することがあったともいえますがその反面で、創造することを学び経験することは
特別な存在であった気がします。
(あくまで個人的な見解です)

その講師の言葉で印象的だったのは

デザイン態度とマネジメント態度の両方を持つ事が大切。デザイナーはマネジメント態度を非デザイナーはデザイン態度に向き合う必要がある。

もう一度、デザインは何かを向き合うきっかけをもらえたのでここはまた今度、整理していきたいと思います!

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