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【チェコ旅】プラハ3日目/旧市街を散策・キュビズムなカフェ☕️🇨🇿
前回の記事はこちら↓↓↓
14:00頃
ランチ後に旧市街へ向かう。
食後だった事もあり、カロリー消費するためにトラムには乗らず、歩いて旧市街へ。
旧市街を散策
プラハはコンパクトに見どころが詰まっている。
徒歩で十分に旧市街を散策できるところが魅力だ。
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(番号は目次と対応)
【旧市街巡りにかける時間について🕑】
私たちは、14:00ごろから旧市街に向かいましたが、建物内もじっくり楽しみたい場合は、丸一日をかけて旧市街を巡った方が、より満喫できると感じました。「中まで見たい」という建物を厳選して、あとは外観だけでも十分という方は、昼からでも十分に楽しめますよ。
① Obecní dům/市民会館
The Powder Tower /火薬塔(火薬門)
カフェ(※前回記事参照)から歩いて行くと、装飾的な建物が現れた。Obecní dům/市民会館だ。1911年に建てられたアール・ヌーヴォー様式の建物である。中にはスメタナホールやカフェなどがあり、また見学ツアーもできるようだ。が、先を急いだため外観だけ。。。
【アール・ヌーヴォー様式とは】
年代:19世紀末から20世紀初頭
特徴:自然界の曲線や有機的なフォルムを取り入れ、装飾性の高いデザインが特徴。植物や花、昆虫などのモチーフを用いた流れるような線が多い。
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さらに隣には、
The Powder Tower /火薬塔(火薬門)がある。こちらは、1475年頃に建てられたゴシック様式の塔。かつて旧市街を守っていた城壁の一つである。17世紀に火薬倉庫として使われていたため「火薬塔(火薬門)」と呼ばれるようになった。写真が暗くて申し訳ないが、ゴシック様式に相応しい繊細で装飾的な塔だ。中には展望台があるようだが、こちらも外観だけ楽しんだ。
【ゴシック様式とは】
年代:12世紀から16世紀頃
特徴:特に建築において発展。大聖堂に多く見られる様式。この様式の建築的な特徴は、尖塔アーチ、リブ・ヴォールト、フライング・バットレス(飛び梁)などがあります。これらに加えて、大きな窓やステンドグラスがあり、重い石造りを軽快に見せる演出が用いられることが多いです。
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この塔の奥へ歩いて行くと、旧市街広場へと続いていく。プラハの中心地は素敵な建物が多いが、火薬塔を境に、さらに雰囲気のある建物が増ていくように感じた。「ここからが旧市街」というような分かりやすい看板がなくとも、旧市街にようこそと重厚な建築物が訴えてくる。
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② Staroměstské náměstí /旧市街広場
旧市街広場に到着。
この日一番の感動。どこが1番の感動ポイントだったかというと、
旧市街広場に入る手前、旧市街広場が見えかかったタイミングだ。細めの道から一気に目の前に開けた空間が映る。例えるなら、ディズニーシーのエントランスから歩いていくと一気にメディテレーニアンハーバーが見える感じに似ている。
※記事を書いているときもテンションが上がっているため、読者の皆さんを置いてけぼりにしていたらすみません。付いてきてください笑
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聖ミクラーシュ教会(左)とヤン・フス像(右)
私の心の中はずっと「わぁぁぁぁぁ」と感動していた。
と同時に、少し悔しいことが一点。
写真では感動が伝わりにくいことだ。圧倒的に自分の目で見た方が良いと感じた。
③ Chrám Matky Boží před Týnem
/ティーンの前の聖母教会
教会内は撮影禁止のため、外観の写真。
14世紀〜16世紀半ば頃に建てられたとされるゴシック様式の教会だ。
旧市街にある建物の中で、一際高さがあるため目立っている。また、ゴシック様式のシャープな2本の塔も目立つ要因の一つだろう。
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/ティーンの前の聖母教会
教会内もとても素敵で、白と黒と金色が基調の豪華な印象を受けた。繊細な彫刻たちも見どころの一つだ。さらに、プラハで最古の1673年に作られたパイプオルガンがあることでも知られている。
④ Pražský orloj/プラハの天文時計
15:00頃
天文時計のからくりが動く時間。この時計は毎時ちょうどになると、仕掛けが動くようになっている。15世紀頃に作られたとされ、旧市庁舎に設置されている。15世紀頃の宇宙観は「天動説」。それに基づいた天文時計であることから、上部の文字盤を見ると、地球を中心に回る太陽を見ることができる。
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この時間になると、天文時計の周辺にたくさんの人が集まる。スリに合わないように自分の手荷物に注意しながら撮影⚠️。
夜の画像だが、毎時このくらい人が集まる。↓↓↓
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(18:00頃)
⑤ Kostel sv. Mikuláše
/聖ミクラーシュ教会
歴史としては13世紀頃に創設され、改修などを重ね18世紀頃に完成した、バロック様式の教会である。設計は有名なバロックの建築家Kilián Ignác Dienzenhofer(キリアン・イグナス・ディンツェンホーファー)によるものだ。
【バロック様式とは】
年代:16世紀末から18世紀半ば
特徴:曲線や楕円形を取り入れた空間構成、大理石や金箔を多用した豪華な内装、天井画と彫刻を組み合わせた一体感のあるデザインが特徴。大規模で華やかな装飾が施された建物が代表的でヴェルサイユ宮殿もバロック様式の一つです。
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/聖ミクラーシュ教会
(外観)
教会内の印象としては、華麗で荘厳。柔らかい色味で統一されており、安心感がある。
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ちょうど、教会内ではバッハの曲が流れていた。
バロックの建築と音楽によって自分の心が洗われたような気がした😌。
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写真はシャンデリアが目立っているのですが、シャンデリアだけでなく、天井のフレスコ画も見事なのに、撮影し忘れた。失態。。。😭
ちなみに、シャンデリアはボヘミアングラスで作られているとのこと。
美しい教会を後にして、小腹が空いたのでカフェへ向かう。
⑥ Grand Café Orient /グランド・カフェ・オリエント
16:00頃カフェへ。
個人的にとても気に入ったカフェとなった。
まず、この建物について紹介したい。
【 Dům U Černé Matky Boží
/黒い聖母の家(ブラック・マドンナ)】
「グランド・カフェ・オリエント」入るこの建物は「黒い聖母の家(ブラック・マドンナ)」として知られる有名なキュビズム様式の建物だ。
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黒い聖母の家(ブラック・マドンナ)
【 キュビズムとは 】
年代:1900年代初期
パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによってこの芸術運動が始まる。
特徴:伝統的な遠近法や写実的な描写を否定し、対象物を幾何学的形状に分解し、複数の視点から同時に表現する「複数視点の統合」を特徴としている。
1912年にJosef Gočár/ヨゼフ・ゴチャールによって設計された。「黒い聖母の家」は最古のキュビズム様式の建築物である。
キュビズム様式の建築物は、実は世界でプラハでしか見られない😳。
キュビズムの建築は第一次世界大戦の前後で途絶えたとされる。絵画の世界では、パブロ・ピカソがキュビズムを世界的に発展させたが、建築の世界ではあまり発展することはなかった。
中世の美しい建物が目立つプラハだが、近代建築としてもレアな建築物があること頭に置いてプラハを散策していただきたい。
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2階の角にいるので要チェック。
この聖母はバロック様式の彫像であり、「黒い聖母の家」の建替え前がバロック様式だったことを引き継いでいる。
「黒い聖母の家」は中世の建物が多く残る場所に位置している。幾何学が特徴的なキュビズムの建物であるが、かなり上手く溶け込んでいるように見える。
「あ、この建物か」と素通りしそうになった。
カフェの中へ
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店内
カフェの店内もキュビズムで統一されている。
金属で幾何学的に作られた照明が1番わかりやすい。
予約していなかったが、席が空いていたためスムーズに案内された。
カフェメニューの種類が多いので、何を食べようか迷う。メニューは文字だけだが、ショーケースに商品が飾られている。
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美味しそうなスイーツたち
ここのカフェはスタッフさんのユーモアが溢れていた。私たちが日本人と分かったのか、注文を取りにくると「こんにちは」と話しかけてくれた。ほかにも知っている日本語で話してくれて、嬉しかった。
私たちが頼んだ商品はこちら↓↓↓
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キュビズムが反映されたマグが可愛い
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キュビズム・リース
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グランド・カフェ・オリエント
店名が名前のチョコケーキ
どれもとても美味しいスイーツたちでした。甘さの感覚は日本人と似ているようだ。甘すぎなくて良い。
食べていると、スタッフの人がやってきて「おいしい?」と聞いてくる。そのようなちょっとしたコミュニケーションでさらに満足度が上がる。
支払いを済ませ、大満足で店を後にする。
⚠️このカフェの注意点
現金でのみ支払い可能でクレジットカードは使えません。お気をつけて!!
⑦ Havelské tržiště/ハヴェルシュカ市場
17:30頃
1232年から始まったとされる歴史的な市場にやってきた。
お土産向きの雑貨や野菜、飲み物など様々なものが売られていて、見ていて楽しい市場だ。18:00まで営業しているようなので、観光地を一通り見てからでも間に合うだろう。
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この後、時間が余ったので、夜のカレル橋を渡りに行って、次の日の下見(?)をしに行きました笑
一日歩いて、万歩計は28,000歩を記録。
あとがき
ここまで読んでいただきありがとうございました!
一日中歩いていて、建物好きにはプラハ自体が博物館に見えるといっても過言ではないと思いました。様々な時代の、様々な様式の建物を見ることができて、感無量。
次回は、プラハ城周辺の散策について記事を書きたいと思います。
よかったら読んでみてくださいね✈️